銀座のデパート初となる文具フェアが三越にて開催。質とデザインを求める顧客に合わせ、体感型イベントも

2013.01.22

銀座三越8階催物会場にて、1月23日(水)から28日(月)の6日間「ギンザ ステーショナリー フェスタ(GINZA STATIONARY FESTA)」が開催される。銀座地区において大規模なステーショナリーの催しは初となる。

今回のフェアのテーマは「ENJOY STATIONARY!(文房具を楽しもう)」、「TRY STATIONARY!(使ってみよう)」「SELECT STATIONARY!(選んでみよう)」の3柱。豊富な万年筆の品ぞろえはもちろんのこと、カリグラフィーや水彩色鉛筆体験などのイベントを開催し、文具エントリー客からこだわり派までをカバーする。試し書きやメンテナンス相談などサービス面も充実させ、コンシェルジュが常駐する特別コーナーを特設。

フェアでは様々なブランド限定先行発売品を用意。「エス・テー・デュポン」の「モン・デュポン オプティックホワイト万年筆」(6万1,950円)は、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)デザインを担当。白いボディタイプを先行販売する。同じく先行発売の伊ブランド「ビスコンティ」の「オペラ マスター クリスタル」(9万9,750円)はスケルトンボディーで、シュノーケルの装着により無駄なくインクを補充できる万年筆。「マーレン」の新作「ペルソナ万年筆」(1万5,750円)は、シックな色使いのマーブルレジン製ボディ。銀座三越限定でユニセックスブラウン色を万年筆、ポールペン共に用意した。日本ブランドも出展し、ハンドメイド万年筆を提供している仙台「大橋堂」の職人が製作作業を実演する。

また、女性客に向けてカジュアルポップなデザインのステーショナリーを展開している「マークスフィア」が登場。ノートやボールペン、クリップなど豊富にそろう。この規模で同ブランドが百貨店イベントに参加するのは非常にまれなことだ。

更に筆記具には珍しい福袋を準備。ブランド別のものに加え、様々なメーカーを試したいという要望に応えた、異なるブランドの万年筆やボールペンを2、3本収めた「ブランドミックス」(7,875円~4万4,520円)も販売。思わぬ掘り出し物も期待できる。

銀座から2駅目にある日本橋三越本店が13回にわたり「世界の万年筆祭」を開催しており、近隣店舗である銀座三越での文具フェア開催に疑問の声も上がった。しかし、このフェアを担当する阿部恭子アシスタントバイヤーは、「日本橋本店の顧客がシック・クラシックな品物を好む一方、銀座では伝統的なデザインとエッジなデザインのバランスがとれた商品が人気で、客層は大きく異なっている。値段の安い高いは関係なく、良いものは売れる。更にモノの掘り下げだけでなく、参加型イベントを好む女性客を意識して、楽しくステーショナリーを体感できる企画とした。銀座三越筆記具売場で客層の6割が女性だ。同じ筆記具であっても日本橋とはコンセプトの異なるフェアになっていると思う」と、説明する。“銀座”の特性を知り抜き実現した、同地区初となる大規模なステーショナリー催事が始まる。


【イベント情報】
ギンザ ステーショナリー フェスタ
期間:2013年1月23日から28日(最終日は17:00まで)
場所:銀座三越8階 催物会場
住所:東京都中央区銀座4-6-16
くまがいなお
  • ビスコンティ「オペラ マスター クリスタル」
  • マークスフィア
  • エス・テー・デュポン「モン・デュポン オプティックホワイト万年筆」。カール・ラガーフェルドがデザイン
  • マーレン「ペルソナ万年筆」
  • 仙台「大橋堂」のハンドメイド万年筆
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