究極なデザインと「時」の融合。ブルガリから「オクト フィニッシモ 安藤忠雄 限定モデル」が誕生

2021.04.14

洗練さを極めた、その先にある「時」の表現は、どのようなものになるのでしょうか。

ブルガリは日建築家、安藤忠雄氏とのコラボレーションを実現し「オクト フィニッシモ 安藤忠雄 限定モデル」の発表を通して、究極なデザインと「時」の融合を果たしました。

Photo Kazumi KurigamiPhoto Kazumi Kurigami
建築家である安藤氏はコンクリートとガラスを基調とし、それに光をクリエイティブに組み合わせた建築物で世界的な評価を得てきました。コンクリート、ガラス、光の3要素は安藤建築に共通する特徴であり、絶対的な純度、つまり本質を永遠に追求しています。安藤氏が手掛けた作品は現代建築史の一部を成すまでになりました。代表作として、アメリカテキサス州の「フォートワース現代美術館」、大阪の「光の教会」、東京にある「21_21 DESIGN SIGHT」などが挙げられます。ブルガリと安藤氏のコラボレーションによって生まれた 「オクト フィニッシモ」限定シリーズ第一弾では、「オクト フィニッシモ」の純粋なデザインに感銘を受けた安藤氏が、ダイアルに刻まれた螺旋状の渦をブラックホールに見立て、そこから「時」が生まれる様を表現しました。第二弾である本モデルでは、建築を専門とする彼が大切にしている「時」というテーマを三日月の概念で表現しています。引き続き時の表現を メインテーマとしながら、異なるアプローチで「時」を表現します。

月は満ち欠けの最初の段階である三日月から、やがて満月へと変化します。月の満ち欠けは時のはかなさの象徴です。地球が月に部分的に影を落とすことによって三日月の部分だけが輝いて見えます。文明の黎明期から、月は常に「時」を表すために用いられ、人類や自然界にとっての時計やカレンダーの役割を果たしてきました。日本 文化において「時」に関連する事象には、空に浮かぶ月と暦上の月の両方を意味する「月」という漢字が当てられます。夜空を描く螺旋の中で、三日月は夜の希望であり、希望に満ちた未来を体現しています。安藤氏との限定 モデルでは、藍色のラッカー上で「時」というテーマをミニマルに表現しました。秒針の根元から時を表す 螺旋が渦を巻いて広がり、5時の位置にはゴールドの三日月が配置されています。安藤氏はこの2つのエッセンシャルなグラフィック要素によって「時」に対するヴィジョンを表現しています。シースルーのケースバックには安藤氏のサインがレーザープリントされています。 形状、大きさ、素材、空間的デザインで表現する、それが安藤氏の作品です。 安藤建築と「オクト フィニッシモ」コレクションの間には明確な共通点があると言えます。安藤忠雄氏は、このクリエイションに対して以下の通りコメントを寄せました。


「三日月(上弦の月)は、新月から満月に移り行く最初の段階において、はかなく移りゆく時を象徴するように現れる。太陽からの光を受け、月の表面に地球の影が落ちる時、ふたつの円の重なりが三日月を生む。

文明の始まりから、月は、循環する時の象徴であった。それは、すべての人類や自然が享受する永遠の時や暦として認知されてきた。すべての文明にとって、月は、なくてはならぬ重要なものであった。日本の文化においても、「月」という漢字は、空に浮かぶ「月」と暦の上での「月」とが交錯ように存在する。

夜空を表す螺旋の中の三日月は、暗闇の中に希望を人類に与える光である。それは、繁栄ある未来に向けて進化の象徴である。月の円と時計盤の円が重なることによって、新しい種類の時計が生まれた。この時計が、身に着けるすべての人々の心に深くあり続けることを願う」。

安藤忠雄


安藤忠雄氏について
建築家。大阪生まれ。独学で建築を学び、1969年に安藤忠雄建築研究所を設立。
代表作に「六甲の集合住宅」、「光の教会」、「FABRICA(ベネトンアートスクール)」「ピューリッツァー美術館」、「フォートワース現代美術館」、「地中美術館」、「表参道ヒルズ(同潤会青山アパート建替計画)」「プンタ・デラ・ドガーナ」「上海保利大劇場」、「クラーク美術館」など。
79年「住吉の長屋」で日本建築学会賞、85年アルヴァ・アアルト賞、89年フランス建築アカデミーゴールドメダル、93年日本芸術院賞、95年プリツカー賞、96年高松宮殿下記念世界文化賞、02年AIAゴールドメダル、京都賞、03年文化功労者、05年UIA(国際建築家連合)ゴールドメダル、レジオンドヌ−ル勲章(シュヴァリエ)、10年ジョン・F・ケネディーセンター芸術金賞、文化勲章。12年リチャード・ノイトラ賞、13年フランス芸術文化勲章(コマンドゥール)、15年イタリアの星勲章(グランデ・ウフィチャ―レ章)、16年イサム・ノグチ賞。
イェール、コロンビア、ハーバード大学の客員教授歴任。97年より東京大学教授、03年より名誉教授。


Octo Finissimo Tadao Ando Limited edition / 「オクト フィニッシモ 安藤忠雄 限定モデル」
品番・価格:SAP103534 / 217万8,000円(税込)
ムーブメント:BVL138 機械式マニュファクチュールムーブメント、自動巻き、プラチナ製マイクロローターとスモールセコンド付き極薄キャリバー、時分表示、7時位置にスモールセコンド、コート・ド・ジュネーブ装飾
面取り仕上げのブリッジ、ペルラージュ仕上げのメインプレート、厚さ2.23mm、直径36.60mm、毎時21,600振動、60時間パワーリザーブ,36石
ダイアル:安藤忠雄氏による螺旋模様とイエローゴールドの三日月が施されたブルーのラッカーダイアル
ケース: ケース径40mm、厚さ5.15mm、サンドブラスト加工を施したブラックセラミック製ケース、ベゼルとリューズ、安藤忠雄氏のサインがレーザープリントされたカスタム・シースルーバックケース
ブレスレット:フォールディングバックル付きサンドブラスト加工のブラックセラミック製ブレスレット
防水性:30m防水
発売時期:2021年4月 (日本先行発売
限定数:世界限定 160本

お問い合わせ先:ブルガリ ジャパン 03-6362-0100


企業プレスリリース詳細へ

本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES(https://prtimes.jp/)まで直接ご連絡ください。
PR TIMES
    ページトップへ