新宿伊勢丹のエルメスがリニューアルオープン。メゾンのライフスタイル提案

2014.10.31

7月30日から改装工事を行っていたエルメス(HERMES)の伊勢丹新宿店1階ブティックが11月1日、リニューアルオープンする。

ブティックは増床し、エントランスが二つ設けられた。メインエントランスの扉を開くと、メゾンのアイコンであるスカーフ「カレ」が堂々と出迎える。白木による柔らかな色調の店内は、開放感にあふれ明るく心地良い雰囲気。デザインは、世界中のエルメスブティックの内装設計を手掛けるフランスのRDAI(レナ・デュマ・アルシテクチュール・ダンテリユール)が担当した。入り口右手にあるウインドーからは、メッシュのスクリーン1枚を隔て淡く外光が差し、にぎやかな百貨店内にありながらも、開放的かつ落ち着いた空間を演出。床はゾーンごとにタイル張りとカーペットに分けられており、それぞれのスペースの居心地が考慮されている。

売り場面積236平方メートルのフロアにはメンズウィメンズプレタポルテからバッグなどのレザーグッズテーブルウエアやブランケット、クッションなどのライフスタイルアイテムフレグランス、ノートやマーク・ニューソンデザインのペン“ノーチラス”などのステーショナリーをそろえる「エクリチュール コレクション」、マリッジリングもそろうジュエリー、そしてウォッチまで、エルメスがある様々なシーンを提案する。

テーブルウエアには新しいティーセット「Hデコ」が登場。エクリチュール コレクションは銀座メゾンエルメスに次ぎ実店舗では2店舗目の取り扱いとなる。また、今店限定アイテムとして、スカーフ柄のシルクに馬モチーフのチャームが付いたブレスレット(2万円)を用意。その他にも、テーブルウエア「シュヴァル ドリアン」に描かれている馬をフレンチラッカーで再現した数量限定のタイムピースやパヴェがきらびやかなウォッチ「メドール」など、オープンに合わせて希少なアイテムを取りそろえている。

更に注目なのは新ブティックのオープンを飾る、漫画家・横山裕一の手掛けたショーウインドー。リニューアル工事中、仮囲いの外壁に描かれていた横山のモノトーン漫画から一転し、カラフルでポップ、かつ立体的な漫画がエルメスのアイテム達を引き立てる。

また、この度リニューアルを記念して、11月5日から11日まで、伊勢丹新宿館1階=ザ・ステージにて、エルメス新作の万年筆「ノーチラス」を中心としたエクリチュール コレクションを披露するイベント「エクリチュールの世界―“書く”ということ―」を開催。Eメールが主流となった現代において忘れてしまいがちな“書く”ことの大切さ、豊かさを提案する。
編集部
  • 新宿伊勢丹のエルメスがリニューアルオープン。メインエントランス正面にメゾンのアイコン「カレ」が飾られる
  • ライフスタイルアイテムスペース
  • ウィメンズウエアスペース
  • メンズウエアスペース
  • ジュエリー&ウォッチスペース
  • 漫画家横山裕一の手掛けたショーウィンドー
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