ティファニー「ブルー ブック 2026:ヒドゥン ガーデン」サマー コレクション発表──自然をハイジュエリーへと翻訳する芸術

Jun 2, 2026
近年のハイジュエリーは、単に希少な宝石を競う時代から、新たな物語を描く時代へと移りつつあります。自然や文化、記憶といった目に見えないものを、いかに美しくかたちへと変換するか。その創造性こそが、現代のラグジュアリーにおける価値のひとつとなっています。

©Tiffany & Co.
ティファニーは、ハイジュエリー コレクション「ブルー ブック 2026:ヒドゥン ガーデン」のサマー コレクションを発表しました。自然が秘める幻想的な世界をテーマにしたコレクションは、ティファニーのシニア ヴァイス プレジデント兼チーフ アーティスティック オフィサーであるナタリー・ヴェルデイユとティファニー デザイン スタジオによって手掛けられています。



ジャン・シュランバージェから続く創造の系譜

「ブルー ブック 2026:ヒドゥン ガーデン」は、伝説的デザイナーであるジャン・シュランバージェの芸術性を現代的に再解釈するコレクションです。

ティファニーを象徴する創造性のひとつとして語り継がれるシュランバージェの世界観。その精神を受け継ぎながら、ナタリー・ヴェルデイユは自然界に存在する鳥や植物の構造や色彩を、より自由で彫刻的なハイジュエリーへと昇華しています。

今回のサマー コレクションでは、自然が最も豊かに、そして大胆な表情を見せる瞬間に焦点を当てています。フォルム、質感、色彩が重なり合いながら、幻想的な庭園の情景を描き出します。



鳥たちが導く幻想の庭園

コレクションを象徴するストーリーのひとつが「パラダイス バード」です。ティファニーを代表する「バード オン ア ロック」を再解釈したブローチでは、鮮やかな鳥たちが希少なジェムストーンの上に優雅に佇みます。

©Tiffany & Co.
オーストラリア産ボルダーオパール、クリソプレーズ、クリソコラ、パープル カルセドニー、スペサルタイトなど、多彩な宝石が豊かな色彩を生み出しています。羽根には、センターストーンと呼応するカラーストーンが点描画のようにあしらわれ、生命力あふれる表情を描き出しています。



花々が織りなす色彩と動き

「デイジー」では、シンメトリーの中に宿る自然の揺らぎを表現しています。ブルージルコンの透明感ある輝きとエメラルドの深い色彩が印象的なコントラストを描き、メッシュ構造による花びらは一枚ずつ手作業で制作されています。風に揺れる花びらのような柔らかな動きが、卓越したクラフトマンシップによって実現されています。

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また、「ブロッサム」では、クッション カボション カットやオーバル カットのルベライトを中心に、花束のような立体的な構成を展開。ダイヤモンドを配したゴールドの花々とプラチナの花びらが重なり合い、華やかなブーケを思わせる世界観を描いています。

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色彩が主役となるハイジュエリー

本コレクションで特に印象的なのは、色彩の存在感です。「ラフィア」では、1968年にティファニーが紹介したレガシー ジェムストーンであるシュガーローフ カットのタンザナイトを中心に据え、ルビーやダイヤモンドとともに構築的なフォルムを形成しています。プラチナと18Kイエローゴールドが織りなす編み込みのモチーフは、自然界の有機的な美しさと幾何学的な構造を同時に感じさせます。

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さらに「ペタルズ」では、鮮やかなブルーグリーンのペリドットを主役に据え、リボンや蕾を思わせるモチーフを組み合わせています。流れるような曲線は、まるで庭園を吹き抜ける風を可視化したかのようです。

©Tiffany & Co.

自然を“身につける”という発想

「ヒドゥン ガーデン」というタイトルが示す通り、このコレクションは自然そのものを再現することを目的としていません。

鳥が羽ばたく瞬間、花びらが揺れる瞬間、色彩が光を受けて変化する瞬間。そうした自然の一瞬の生命力を、ハイジュエリーとして留めようとしています。

宝石を身につけるというよりも、自然の美しい記憶を身につける感覚。

「ブルー ブック 2026:ヒドゥン ガーデン」サマー コレクションは、ティファニーが長年培ってきたクラフトマンシップと芸術性によって、自然界を的なジュエリーへと翻訳したコレクションと言えるでしょう。




お問い合わせ:
ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク
TEL:0120-488-712




The Editorial Team
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