ルイ・ヴィトンしか買わない中国&日本人?ブランド価値調査実施

2014.05.29

市場調査会社のカンター・ジャパンは、高級ブランドの認知や評価に関するインターネット調査「ブランジー(BrandZ)」を、2013年9月から11月に掛け実施した。

調査対象となったのは、過去12ヶ月間にデザイナーの洋服やアクセサリーを購入し、洋服を買うことに興味がある18歳から65歳の男女。日アメリカフランスはそれぞれ400名、中国は300名が回答した。

各国消費者に「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)を知っているか」「製品を使ったことがあるか」などの質問を行い、「認知・使用経験スコア」として100点満点で評価。日本とフランスが87点、中国が79点、アメリカが77点といずれも高い数値となった。「ルイ・ヴィトン(の製品)を評価しているか、購入の選択肢に入るブランドか」などを評価した「購入選択スコア」は日本が53点、中国が51点、フランスが45点、アメリカが38点。

「ルイ・ヴィトン(の製品)に満足しているか」「他のブランドよりもルイ・ヴィトンを買いたいと思うか」などを「満足スコア」として評価したところ、中国が首位の18点、次いで日本が12点、アメリカが6点、フランスが5点。「満足・このブランドしか買わない」ことを表す満足スコアで10点を超えるブランドは多くないため、中国、日本の消費者がルイ・ヴィトンを高く評価していることが判明した。

なお、ブランジーの調査結果は世界最大手の広告会社が毎年行っている「ブランド価値ランキング(BrandZ Top 100 Ranking)」でも用いられており、ルイ・ヴィトンは2014年のランキング全体で30位、高級ブランドでは1位となった。
くまがいなお
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