パガーニ、最新モデル「ウアイラ・アール」を世界30台限定で発売

2021.03.19

イタリア自動車メーカー、パガーニ・アウトモビリ(Pagani Automobili)から、最新モデル「ウアイラ・アール(Huayra R)」が発表された。

車両は、30台限定生産で、260万ユーロ(日本円換算:約3億3,800万円+税 ※1ユーロ=130円として換算)という希少価値を誇り、純粋かつ情熱的で力強い、というパガーニの特徴が自由自在かつ魅力的に表現されたモデル。



また、同車両は、レーストラック用ハイパーカーとなっており、最高水準の自動車工学および空気力学のノウハウに、かつてない美的感性を融合させたパガーニの技術力と開発力が完全に体現された最新作だ。




将来のパガーニモデルとなるべく開発されている技術を採用


「ウアイラ・アール」は、将来のパガーニモデルとなるべく開発されている技術が取り入れられた実験的なモデルとなっており、レーストラック専用に開発された究極のハイパーカー。


最高の性能、技術、芸術をレーストラック用が結集され、レッドゾーンの9000rpmまで、最高の走行性能を提供。「ウアイラ・アール」のエンジンには、パガーニ製の新型V12-Rが搭載されており、これは、最高出力は850馬力、最大トルク750Nmを発揮する自然吸気V12エンジンだ。

また、最高水準の安全性も実現しており、最新技術を駆使して作られた本車両は、1,050kgまでの軽量化に成功。これはまさしく、サーキットの新たな芸術品と言えるだろう。



創業者兼チーフデザイナー、オラチオ・パガーニからのコメント 

「2008年より私たちはHuayraの開発に取り組んでいましたが、エンジニアリングとスタイルの観点から非常に難しく、厳しいプロジェクトとなっていました。長い開発期間を経て、自由に表現したいという思いを強く持ち続けた結果生まれたのがZonda R(ゾンダR)です。Zonda Rは制約や規則から解き放たれたロードトラック用モデルであり、美しさ、高いパフォーマンス、安全性のすべてを備えていました。今回のHuayra RもZonda Rと同様、パガーニ史上最も自由でエクストリーム、かつ高いパフォーマンス性を実現したモデルになります」オラチオ・パガーニ(Horacio Pagani)



【主要諸元】
ウアイラ・アール(Huayra R) ※メーカーによる目標推定値
エンジン:パガーニ製V12-R 6.0 リッター 自然吸気12気筒V型
最高出力:850 HP (625 kW)/8250 rpm
最大トルク:750 Nm/5500~8300 rpm
トランスミッション:後輪駆動
ギアボックス:6速シーケンシャル・ノンシンクロ・ドッグリング・ギアボックス
ブレーキ型式:ブレンボ製CCM-Rベンチレーテッド・ディスク: フロント410x38 mm、モノシリック
6ピストン&キャリパー、リア 390x34 mm、モノシリック6ピストン&キャリパー
ホイール:APP製鍛造モノシリック・アルミ合金: フロント19インチ、 リア19インチ
タイヤ&型式:ピレリPゼロ スリックバージョン ドライ&ウェット: フロント275/675 R19インチ、リア325/705 R19インチ
サスペンション:鍛造アルミニウム合金独立ダブルウィッシュボーン式、ヘリカルスプリングと電子制御ショックアブソーバー装備
シャシー: モノコック、パガーニ製カーボチタンHP62 G2およびカーボトリアックスHP62、CrMo合金鋼製のフロント及びリアチューブラーサブフレーム
乾燥重量:1050 Kg (2314 lb)


編集部
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