“アートなインテリアアクセサリー”が牽引する銀座三越のジャパンエディション

2015.11.02

銀座三越7階リビングフロアがリモデルグランドオープンから2週間を経過し好調だ。特に「日本の美」をキーワードに、美術品とやきもの、リビング用品などを自主編集した平場「ジャパンエディション(Japan Edition)」は、前年比70%増を超える売り上げで推移しており、客単価は前年に比べ倍増という勢いだ。

「(ジャパンエディションの売り場は)グランドオープンの1週間前の10月7日にオープンしたが、お客様からは売り場が見やすくなり、楽しくなったという声をいただいている。(前年比70%増という数字は)食器の一部のブランドが併合されており、実質40%増程度だと見込んでいる、特に今回、新たに取り組んだ“アートインテリアアクセサリー”の商品が好調で、購買額が5万円以上の顧客数が50%増で、50万円を超える高額品が動いている」と同売り場の谷津洋史マネージャー。

同店が今回新たに取り組んだ「アートなインテリアアクサセリー」とは工芸品バイヤーがセレクトしたフィギュアやオブジェなど作家の1点もので、従来、ギャラリーでの催事や作家の個展などでケースの中に陳列されることが多かった他作品。今回のリモデルで食器や茶道具などと一緒に提案されたことが、新規需要の開拓につながっており、工芸品単体では目標の3倍近い売り上げという。

「客層は地方からのお客さんと男性客の増加顕著。訪日外国人の売り上げの伸びは前年比230%を超えており、売り上げ全体の4割近くを占めている」と谷津マネージャー。欧米からの訪日外国人には金工(自在置物)作家・満田晴穂のフィギュアや染色作家の柚木沙弥郎の布などが人気で、中国からの訪日客には銀絵画が好調。またM2階から移設された「サロンドきもの」は、ジャパンエディションに売り場が隣接されたことでの買い回りがスムーズになり、和装小物などが好調。新規顧客が増え、売り上げは前年比40%増で推移している。

グランドオープンに合わせエスカレーター前にイベントステージで開催した盆栽も好評で、同スペースで新たに導入されているヒノキのアロマデフューザー、音響デザインなども、環境面への心理的効果を上げているという。

Text:野田達哉
野田達哉
  • 「ジャパンエディション」では日本文化や工芸品が紹介される
  • 「ジャパンエディション」では日本文化や工芸品が紹介される
  • 「ジャパンエディション」の一角では繊細な細工が施された鉄瓶が紹介されている
  • 染め物や細工物など日本文化を発信する「ジャパンエディション」
  • 漆芸家・若宮隆志の作品
  • 自在置物作家・満田晴穂の作品
  • 自在置物作家・満田晴穂の作品
  • 堀口硝子の江戸切子
  • 日本の和装文化を発信していく「サロン ド きもの」
  • 「ジャパンエディション」では塗り物、和装小物などが展開される
  • リビングフロアのエスカレーター前では盆栽ゾーンが設置されている
  • 期間限定ショップの「伊賀組紐/松山組紐」は実演を通じて紹介される
  • 期間限定ショップの「伊賀組紐/松山組紐」は実演を通じて紹介される
  • 期間限定ショップの「伊賀組紐/松山組紐」は実演を通じて紹介される
  • 期間限定ショップの「伊賀組紐/松山組紐」は実演を通じて紹介される
  • 「ジャパンエディション」で紹介されている陶磁器
  • リビングフロアのエスカレーター前では盆栽が展開されている
  • 「ジャパンエディション」では季節に合う器や入れ物も紹介されている
  • 「ジャパンエディション」では季節に合う器や入れ物も紹介されている
  • 「ジャパンエディション」では“モノ”だけでなく“コト”も発信していく。写真は「お茶体験教室」
  • 陶芸家・岩崎晴彦の作品
  • 京都・近江屋の三軸(SANJIKU)からはネクタイやポケットチーフが紹介されている
  • 「ジャパンエディション」の一角ではワイングラス、徳利、花瓶の江戸切子が紹介されている
  • 「ジャパンエディション」で販売されている江戸切子
  • 「ジャパンエディション」では海外顧客を意識したアイテムが多数紹介されている
  • 「ジャパンエディション」では扇や風呂敷など海外顧客を意識したアイテムが多数紹介されている
  • エスカレータ前には盆栽が配置され、海外顧客を意識したゾーニングとなっている
  • 期間限定で紹介されるギャラリーゾーン。写真は「篠田紅桃 作品展」
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