銀座エリア最大級の大規模複合施設誕生へ、『銀座六丁目10地区第一種市街地再開発事業』

2012.12.26
銀座六丁目地区市街地再開発準備組合が推進する『銀座六丁目10地区第一種市街地再開発事業』の再開発組合が、12月12日設立認可を受けたことが発表された。銀座エリア最大級となる大規模複合施設プロジェクト格的にスタートする。

再開発の対象になるのは、東京都中央区銀座にある「松坂屋銀座店」を含む街区(銀座六丁目10番)と隣接する街区(銀座六丁目11番)の2つの街区で構成される約1.4haの地域。東京を代表する国際的な商業・観光拠点にするため、約50,000平方メートル(約15,000坪)の商業施設や、大規模な床面積をもつ業務施設、文化・交流施設の開発を推進する。

観光拠点としては、観光客受け入れのスペースや、観光バス等が停車可能な乗降スペースの整備、銀座エリア最大となる地域に開かれた約4,000平方メートルの屋上庭園の整備を予定。また、安全で快適な歩行者ネットワークの強化・拡充、非常用発電や防災用備蓄倉庫等も整備し、地域に開かれた場所として、来街者の利便性と快適性を高めるとともに、災害時の地域全体の防災機能の向上も図る。

このプロジェクトには、L Real Estate(LRE)、住友商事株式会社、森ビル株式会社の3社が出資を予定。実施設計については、銀座六丁目地区市街地再開発計画設計共同体(鹿島建設株式会社、谷口建築設計研究所)が行い、特定業務代行者として鹿島建設株式会社が参画する。平成25年の権利変換計画の認可、平成26年着工、平成28年8月(予定)の竣工を目指す。

これに伴い、大丸松坂屋百貨店は、再開発の進展に合わせ、同店の営業を平成25年6月30日をもって一旦終了することを決定した。

【銀座六丁目地区第一種市街地再開発事業 計画概要】
地区名称:銀座六丁目10地区(東京都中央区)
事業手法:第一種市街地再開発事業
施行者:銀座六丁目10地区市街地再開発組合
組合員数:15名(平成24年12月現在)
都市計画:平成23年12月 都市計画決定(第一種市街地再開発事業、都市再生特別地区、地区計画)
施設建築物概要:
施行区域面積 約1.4ha
用途 店舗、事務所、多目的ホール、地域冷暖房施設、駐車場
敷地面積 約9,080平方メートル
階数 地下6階、地上13階
建築物の高さ 約56m
延床面積 約147,600平方メートル
公共施設等の整備 区域内道路(あづま通り延伸部分)の三原通り側への付替え、あづま通り下の地下道整備

【事業スケジュール】
都市計画決定:平成23年12月
組合設立認可:平成24年12月
権利変換計画認可:平成25年5月(予定)
工事着手:平成26年1月(予定)
建物竣工:平成28年8月(予定)
編集部
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