ウォーホル、リーボヴィッツのポートレートも。写真家・上田義彦の集大成【NADiffオススメBOOK】

2015.04.30

各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「ナディッフ」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は東京恵比寿店、ナディッフ アパート(東京都渋谷区恵比寿1-18-4NADiff A/P/A/R/T1階)です。

■「A Life with Camera」上田義彦

1982年のデビュー以来、第一線で活躍を続けている写真家、上田義彦。彼のデビューから最新作まで30年余りの作品を収録した集大成的作品集が発売された。

1980年代に撮影したアンディ・ウォーホルや、写真家アニー・リーボヴィッツなど著名人のポートレートから始まり、果物や貝殻などの静物、家族写真、博物館に眠る標本や剥製、深い森、そして2013年に撮影された夜の海など、幅広いモチーフの作品と、これまで手掛けた多岐に渡る広告写真を収録。

「どんなものを撮っていてもいつも私の眼差しが写っている」と上田自身が語るように、人 物、静物、風景、いずれにおいても一定の距離感と静謐な美しさが存在し、ページをめくるたび、見る者の心を掴む写真の力強さが体感できる。

世界的なキュレーターで美術史家でもあるハンス・ウルリッヒ・オブリストは、この作品集の序文で「この回顧的写真集は夜の海を写したシリーズでの終着点を迎える。そこではもはや写真は形を失い、すべては漆黒の闇に帰っていく」と語っている。586ページの大ボリュームで上田義彦の仕事を振り返り、今後の展開も予感させる1冊。

書籍情報】
「A Life with Camera」
著者:上田義彦
出版社:羽鳥書店
言語:日本
ソフトカバー/586ページ/235×310mm
発刊:2015年
価格:1万8,000円
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  • 「A Life with Camera」上田義彦
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