使うことで気づく日用品の魅力。こだわりの一品が見つかる京都の「LADER」【京都の旅】

2019.02.26
京都・二条城からほど近い路地の一角にある、キッチン用品を中心とした日用品を扱うお店 「ラダー(LADER)」。大きな窓から心地よい光が差し込む店内には、カトラリーをはじめ、調理具やスポンジなど、さまざまなアイテムが整然と並べられている。

以前は、京都・東九条にあるビルの2階にお店を構えていたが、2017年7月に今の場所に移転オープン。取り扱うアイテムの特性上、女性客がメインなことから、ベビーカーを押して来店する方も多いようで、1階という立地もこの場所にオープンする決め手になったという。



店内に並ぶアイテムは、使用感のよさはもちろんのこと、長く使える素材や、手入れのしやすさも考慮した上で、“家に置きたいと思えるアイテムであるかどうか”を基準にセレクトしている。個性が強すぎるデザインよりも、他のアイテムと並べた時に調和がとれる美しいデザインであることも重要なポイントになっている。

アイテムごとの価格設定にもこだわっていて、洗いかごやまな板など、一つあれば事足りるアイテムは多少値が張るものでも買い付けをし、複数必要になる保存容器などは、気軽に買いそろえることができるようにコストを抑えた設定を意識しているという。



取り扱う一つひとつのアイテムには、実際に使用した感想を綴ったコメントが添えられている。「きれいだけどデザインの個性が強くないものを選んでいるので、一見すると何がいいのか分かりづらいと思うんですよね。なので、何故そのアイテムをセレクトしたのか、何がどういいのかを言葉にしないと伝わらないんじゃないかと思って付けました。」と店主の橋さん。コメントを読んでいると、生活に馴染むことで生まれるアイテムの魅力が伝わってくる。


さらに、店内の奥にはテストシンクも設けられ、一部の商品を実際に手に取って使用感を確かめることができる。

「いいカトラリーってなんだろう? 」という疑問を抱き、さまざまなカトラリーを手に取ってリサーチしていた際に、スプーンの口当たりを実際に確かめたくなったという。「食べ物には試食があって、服には試着があるのに、どうして道具には試用がないんだろう? 」という思いから、購入前に気になる点をクリアにできるようにと設置された。実際に使用することで、見た目だけでは分からない使用感や自分との相性に気づかされる。


新しい道具を手に入れる楽しみだけではない、使用する楽しみまでも想像させるアイテムの数々。自分にぴったりの、とっておきの一品を見つけに行ってみてはいかがでしょうか。


【店舗情報】
ラダー(LADER)
住所:京都府京都市中京区西ノ京職司町河原町67-38
時間:11:00~18:00
定休日:水曜日(臨時休業あり)
HP:http://www.lader.jp/


編集部
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