光を求めるソリッドなコム デ ギャルソン・オム プリュス【2019-20秋冬メンズ】

2019.02.08
コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME des GARÇONS HOMME PLUS)の2019-20年秋冬コレクションが1月18日、パリで発表された。



コレクションの全体のテーマは「Finding Beauty in the Dark」。暗闇を通らなければ新しいことはない、という意味合い。暗闇の中、大音量なノイズでスタートしたコレクションは、黒のロングジャケットインナーはメッシュの黒のワンピース。首から下げられた悪役プロレスラーを思わせる棘棘モチーフのロングネックレス・スタイルが続く。

レーザーカットの人工スウェード、ベロア、スパンコールをはじめ、箔押し、グリッター、ウレタンなどのオーバープリントで表現される光沢感が、暗いランウェイと中指を突き立てたモデルによって妖しく動く。

鎧のようにカットされたビニールが重ねられたドレス。ネックラインはレース。そのドレスから素足を出した男たちを覆うロングコート。内側がカットされたショートパンツ(チャンプ)はこのブランドらしい新しいアイテム提案だ。



左半身だけにベロアのジャケットが重ねられ、ロングジャケットには錦繍のスペンサーが重ねられる。ツイードのジャケットは裾がバイアスにカットされ、前後、左右が違う表情。ウィメンズメンズの境界線を探るかのようなすべてがソリッドで、ハンドメイドの重みが際立ったコレクション。


Text by Tatsuya Noda
野田達哉
ページトップへ