神宮外苑「なんじゃもんじゃの木」から、花代が紡いだひと夏の物語【ShelfオススメBOOK】

2018.11.24
各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京渋谷神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。



■『何じょう物じゃ(あんにゃもんにゃ)』

タカ・イシイギャラリー所属、1970年東京都生まれの写真家・花代。東京・向島で1989年から1995年まで花柳界で芸者としての修行を経験し、渡英。現在、東京とベルリンを拠点に、写真家、芸妓、ミュージシャンモデルとして多方面で活動を展開している。

書のタイトルにある「何じょう物じゃ」とは正体不明の木を指す「なんじゃもんじゃの木」のこと。

この木が江戸時代から現在に至るまで、代変わりをしながら神宮外苑に存在していることを知った花代は、この言葉を手がかりに、ひと夏の物語を紡いだ。

「見える/見えない」と「分かる/分からない」をゆらゆらとたゆたいながら、花代の新たな一面を見ることができる作品だ。






【書籍情報】
『何じょう物じゃ(あんにゃもんにゃ)』
写真:花代
出版社:YYY PRESS
言語:日本語
ソフトカバー/64ページ/150×100mm
発刊:2018年
価格:2,000円
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