アートなライトアップイベント「箱根ナイトミュージアム」が今年も彫刻の森美術館で開催

開催日:2018.12.01-2019.01.06
2018.09.27
箱根彫刻の森美術館では、屋外展示場と野外彫刻を活かした高橋匡太によるライトアップ「箱根ナイトミュージアム」を、昨年に引き続き、12月1日から2019年1月6日まで開催する。

高橋匡太《Glow with Night Garden Project in Hakone》2017 年
Photo: Mito Murakami

高橋匡太は、照明や映像を巧みに操って光の可能性に挑んでいるアーティスト新潟の越後妻有で2011年から毎年開催されている雪アートプロジェクト「Gift for Frozen Village」、参加型のライトアップ「ひかりの実」などから、十和田市現代美術館ワコール京都ビルなどの常設作品まで、幅広く活躍している。

冬の夜を彩るイベントとして定着し、様々なところで開催されるライトアップ。彫刻の森美術館では、野外彫刻をアーティストによるライトアップに取り込むことで、他との違いを打ち出している。またイベントでは、無料で貸し出す提灯を参加者が持って夜の彫刻庭園を巡ることで、出会う彫刻や風景のライトアップに呼応して色が変わる提灯を持った参加者の動きが、夜景を作りあげていく。夜の屋外展示場を光でドローイングするかのような不思議な体験ができる。


10月27日、28日の2日間には、プレイベント「きょうたさんと《ひかりの実》をつくろう!」を開催。高橋匡太が果実袋に描いた○の中に、自由に笑顔を描く。作った実は、本イベント期間中、LEDの小さな光を入れて美術館エントランスに展示される。なお、プレイベントは来館者が無料で参加できるが、入館料は別途必要。またこのプレイベントに参加した先着300名の小・中学生には、「このとき来てね」券を配布。ライトアップ期間中、無料で1回1名入館できる。
また会期中は、ライトアップ会場のみ18時まで開館。今年はライトアップ入館料を設定し、ライトアップのみを楽しむことも可能になった。

昨年開催時よりライトアップされる彫刻が増え、来館者がプレイベントで制作した「ひかりの実」などの新しい魅力も加わる今回。一人ひとりが参加することによって生まれる夜景をぜひ体感してみては?

【イベント情報】
箱根ナイトミュージアム
会期:12月1日〜2019年1月6日
会場:彫刻の森美術館 円形広場、本館エリア屋外展示場
住所:神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121
点灯時間:16:45〜18:00(室内展示場と緑陰広場は17:00閉館、入館は17:30まで)
提灯貸出場所:彫刻の森美術館 本館ギャラリー1階(貸出無料)
提灯貸出時間:16:45〜17:40
料金:大人1,600円(1,000円)、大・高校生1,200円(700円)、中・小学生800円(500円) ※通常入館料でライトアップまで体験可能、()内はライトアップ入館料(受付:16:45〜17:30)、ライトアップ入館料の割引はなし、学生の方は証明書を提示、いずれも毎週土曜日はファミリー優待日(保護者1名につき小・中学生5名まで無料)
編集部
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