今季のチェスターコートは素材とディテールがキー。伊勢丹バイヤーに聞いた今年のマストハブアウター1/2

2016.11.12
東京では木枯らし1号が観測され、ようやくコートが活躍するシーズンが到来。店頭には旬のコートがずらりと並び、準備は万全。今年のコートは、「上質チェスター」と「ノーカラーガウン」の2タイプがトレンド命に。昨年からのトレンドである「オーバーサイズ」、「ガウンシルエット」は引き継ぎつつ、今年らしさのあるコートとは?コート需要が高まるシーズンを目前に控え、伊勢丹新宿店の婦人服担当バイヤーにコートトレンドについて詳しく聞いた。

■定番チェスターの人気は継続、より上質な素材感にシフト

ここ数年人気が高まり、不動の地位を確立しているチェスターコート。メンズライクなかっちりとしたフォルムを特徴ですが、今年はそこへ「上質感」と「やわらかさ」がプラスされている点がポイントに。カラーは定番のブラック、グレーが根強い人気だという。

ビューティフル ピープルbeautiful people)が提案するのは、イタリアを代表する高級服地メーカー、ロロ・ピアーナの生地で仕立てたチェスターフィールドコート(10万円)。しっとりとしたヌメリ感のある肌触りと、軽さが魅力の生地で、ウィメンズ向けにパターンを微調整し、惚れ惚れするような美しいシルエットを実現させた1着だ。バイヤーは「長く着られる“いいもの”をお探しの方におすすめしたい」と語る。「インナーに明るいカラーのタートルネックセーターなどをスタイリングしたり、デニムカジュアルダウンするのもおススメです」と着こなしについてコメントした。

“coat”
チェスターフィールドコート 10万円、タートルネック 1万8,000円、セーター(ミントグリーン)5万8,000円、セーター(ライトイエロー)3万6,000円、デニム 2万5,000円、バッグ 9万5,000円、ネックレス 1万8,000円、ブレスレット 1万1,000円/全てビューティフルピープル


ニードルデザイン(NEEDLE DESIGN)は、「伝統と革新」をコンセプトに日本の感性を伝統から最先端の技術で表現する三越伊勢丹のオリジナルブランド。ニードルデザインは、ミニマルなデザインのチェスターコート(4万9,000円)を提案。定番のチェスターの特徴を押さえつつ、フロントのメタルスナップボタンや、裾に沿って細くなるフォルムなど、ディティールに個性が光る1着だ。バイヤーは「チェスターコートはもともとメンズアイテムなので、ファー小物やフリル使いのスカートで女性らしさをミックスするとバランスが取りやすい」とスタイリングについてアドバイス。

“coat”
チェスターコート 4万9,000円、セーター 1万6,000円、パンツ 2万3,000円/全てニードルデザイン、その他参考商品


後編「最旬コートの本命は春先まで着られるノーカラーガウン!伊勢丹バイヤーに聞いた今年のマストハブアウター」へ続く。
辻あい子
  • 今季のチェスターコートは素材とディテールがキー。伊勢丹バイヤーに聞いた今年のマストハブアウター1/2
  • チェスターフィールドコート 10万円、タートルネック 1万8,000円、セーター(ミントグリーン)5万8,000円、セーター(ライトイエロー)3万6,000円、デニム 2万5,000円、バッグ 9万5,000円、ネックレス 1万8,000円、ブレスレット 1万1,000円/全てビューティフルピープル
  • チェスターコート 4万9,000円、セーター 1万6,000円、パンツ 2万3,000円/全てニードルデザイン、その他参考商品
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