道後温泉でアートの大祭「道後オンセナート 2018」がグランドオープン! 蜷川実花らが彩る道後の街

開催日:2017.09.02-2019.02.28
2018.02.09

愛媛県松山市・道後温泉で2017年9月よりプレオープンしていたアートの大祭「道後オンセナート 2018」が、4月14日よりグランドオープンする。

明治以降、近代的温泉リゾートの先駆けとして、風格のある姿で親しまれてきた道後温泉館。改築120周年の大還暦を迎えたことを記念して開催された「道後オンセナート 2014」では、温泉という地域資源、松山市の温暖な気候、狭いエリアに密集している便利さに「アート」という新しい魅力が組み合わさり、多くの観光客や市民でにぎわった。

4年ぶりの大規模なアートフェスティバルとなる今回は、「アートにのぼせろ 〜温泉アートエンターテイメント〜」をテーマに、そして「オマージュ(賛歌)」をキーワードに、約20名のアーティストの作品が館やホテルなど道後の街を彩る。

梅佳代「坊っちゃんたち」
©KAYO UME / Dogo Onsenart 2018

グランドオープンの4月14日には大巻伸嗣による無数のシャボン玉を使ったアートパフォーマンスなどが行われる他、大巻による椿の彫刻作品、三沢厚彦による巨大なクマのブロンズやインスタレーション空間、同温泉に残る数々の物語からインスピレーションを受けた浅田政志のセルフポートレートの連作、梅佳代による地元・道後中学校の野球部生徒たちの撮りおろし写真、石井七歩や谷このみによるペインティング、久村卓によるモニュメント作品、淺井裕介による泥絵、イチハラヒロコの言葉のタオルなど、多彩な作品が出揃う。

ホテルプロジェクト 宇野亞喜良「恋愛辞典」
©AQUIRAX UNO / Dogo Onsenart 2018

2014年の道後オンセナートから好評のホテルプロジェクトは、プレオープンより登場している宇野亞喜良、大宮エリー、祖父江慎に鈴木康広、松井智惠が加わる。温泉街に欠かせない浴衣のプロジェクトも展開し、ビームスBEAMS)が「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」の浴衣をプロデュースした他、三越伊勢丹とのコラボレーションによりアーティスト・鹿児島睦新作図案を描き下ろした浴衣が登場する。

蜷川実花「道後温泉本館インスタレーション」
©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery / Dogo Onsenart 2018

道後温泉本館では、蜷川実花が大規模なインスタレーションを展開。障子やガラス写真集『Light of』から抜粋された花火の写真など34点を使用し、昼と夜で表情の変わる作品を5月31日まで見ることができる。

なお、道後温泉本館は文化遺産的価値の保全・活用を図るため、2019年1月以降は営業しながら保存修理工事を行う予定。

【イベント情報】
道後オンセナート 2018(DOGO ONSENART 2018)
会期:2017年9月2日〜2019年2月28日(グランドオープン 2018年4月14日)
会場:道後温泉及びその他周辺エリア
編集部
  • 「道後オンセナート 2018」
  • 三沢厚彦「Animal 2017-01-B2(クマ)」
  • 浅田政志「鷲の恩返し 第八章 その弐ー朝六時、本日も湯が沸き人集うー」
  • 大巻伸嗣 作品イメージ「椿」(仮)
  • 「道後温泉×三越伊勢丹×鹿児島睦の浴衣」(仮)図案イメージ※スケッチ
  • 蜷川実花 作品イメージ
  • 蜷川実花「道後温泉本館インスタレーション」
  • 田中泯
  • エンライトメント
  • 近藤良平
  • 宇野亞喜良
  • 大宮エリー
  • 祖父江慎
  • 大巻伸嗣
  • 三沢厚彦
  • 浅田政志
  • 梅佳代
  • 淺井裕介
  • 鈴木康広
  • 蜷川実花
  • イチハラヒロコ
  • ジンタらムータ
  • 久村卓
  • 鹿児島睦
  • 松井智恵
  • 石井七歩
  • 谷このみ
  • 「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」
  • BEAMSプロデュース「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」浴衣
  • 「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」ポスター
  • 「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」ポスター
  • 淺井裕介 泥絵
  • イチハラヒロコ「ことばのタオルを湯かごに入れて。」
  • 宇野亞喜良「恋愛辞典」
  • 松井智惠 作品イメージ
  • 祖父江慎「部屋本 坊っちゃん」
  • 大宮エリー「楽園」
  • 梅佳代「坊っちゃんたち」
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