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京都・堀川鞍馬口の閑静な地に佇む「うめぞの茶房」。2016年3月に京都の老舗甘味処「梅園」の姉妹店としてオープンした。もともと町家だった家屋をリノベーションした店内は、和の趣と洋のクラシックな雰囲気を織り交ぜた佇まい。引き戸から店内に入ると、アンティークのショーケースに愛らしい「かざり羹(かざりかん)」が並ぶ。
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「かざり羹」とは、寒天とわらびでなめし固めた餡の和菓子。こしあんや抹茶、紅茶、カカオ、レモン、フランボワーズ、そして季節の素材を使用した数種類の「かざり羹」を期間限定で提供している。
町家の趣が残る少し急な階段を登った2階は茶房になっており、ゆっくり甘味を堪能することができる。開放的な吹き抜けと窓から射す光が心地よく、しっとりと流れるピアノの音が旅の休憩にちょうどいい。
京都の陶芸家・高木剛氏が手がけた高杯で提供される「かざり羹」は、まるでジュエリーを纏ったように美しく、丁寧に飾り付けされたその姿にときめかずにはいられなかった。今回は、人気の抹茶とカカオ、そして季節限定のバニラをチョイス。柳桜園 香悦の焙じ茶とともにいただくことにした。
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香ばしい焙じ茶でホッとひと息してから、「かざり羹」をひと口。羊羹に似た見た目からは想像できない、まるで洋菓子のような食感。みずみずしくて滑らかな舌触り、そして餡の風味をしっかり味わえる和と洋が見事に調和したお菓子だ。それぞれ素材の味が濃厚で、トッピングされた蜜煮やスパイスなど少しのアクセントがたまらなくおいしい! 今まで食べたことのない創作和菓子に出会うことができた。
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かざり羹(抹茶) 350円
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京一味がアクセントに。
かざり羹(カカオ) 320円
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ディルや自家製のドライアップルやアプリコットをトッピング。
かざり羹(季節限定・バニラポワール) 430円
また、テイクアウトも可能。梅のイラストがあしらわれたパッケージが、手土産に喜ばれそうだ。
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「うめぞの茶房」を目当てに、また京都に訪れたいと思う。
<取材協力>
うめぞの茶房
住所:京都府京都市北区紫野東藤ノ森町11-1
電話:075-432-5088
営業時間:11:00〜18:30 (テイクアウト、イートインのL.O 18:00)
不定休
http://umezono-kyoto.com/nishijin/
うめぞの茶房
住所:京都府京都市北区紫野東藤ノ森町11-1
電話:075-432-5088
営業時間:11:00〜18:30 (テイクアウト、イートインのL.O 18:00)
不定休
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