内なるフェミニティーが滲み出るトーガ【2018春夏ウィメンズ】

2017.09.23

9月18日、トーガ(TOGA)がロンドンで2018年春夏コレクションを発表した。会場はロンドン・ブリッジのすぐ側にあるサザーク大聖堂内。ロンドン最古のゴシック建築である大聖堂内で、内なるフェミニティーが滲み出るような、絶妙なバランスのとれたコレクションを披露した。

数シーズン定番化しつつある、メンズライクなテイラードジャケットでショーが開けた。ウエストから下はカットオフされ、ハイウエストパンツはルーズフィットには大きな切れ込みを入れて、歩くたびに大きく揺れる。テイラードジャケットはその後も様々に変化し、裏表を逆に着用したり、袖をカットオフしてベストにも見立てるなど、DIY精神が見え隠れする。マスキュリンなアイテムが多彩だが、素材の“質感”と肌の“解放”によってフェミニティーが香り立つ。スカートには中央あたりに穴を開け、片足だけが露わに。ベルト、サンダル、スカート、コートの後身頃に用いられたクリア素材の艶やかさとともに、官能的な情緒をもたらした。両スリーブを異なる素材で組み合わせたり、裾だけにプリーツを取り付けたドレスなど、予測不可能なミックスアンドマッチによって如実にフェミニティーが浮かび上がる。

時に不自然、時に予測不可能で、赴くままに自由なマインドを楽しんでいる。衣服を着用するというよりも、体を優しく包み込んでいるかのように、女性らしさを肯定しているように感じられた。
ELIE INOUE
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