ミュウミュウのショートフィルムプロジェクトから新作、冷戦時代を舞台にしたミュージカルムービー「歴史の終焉の幻想」を公開

2017.09.08

ミュウミュウ(MIU MIU)が8月31日、ショートフィルムプロジェクト「MIU MIU WOMEN’S TALES(女性たちの物語)」の第14作目となる『(THE [END) OF HISTORY ILLUSION](歴史の終焉の幻想)』をヴェネツィア国際映画祭のヴェネツィア・デイズ部門で初公開した。

今回のショートフィルムは、アメリカのテレビドラマ『GIRLS』のコリオグラフィーや長編映画『MA』などを手掛けたダンサー兼振付師、映像作家のセリア・ロールソン・ホール(Celia Rowlson-Hall)が監督を務めた。彼女が構想したのは、ブロードウェイに革命を起こしたといわれるバスビー・バークレー(Busby Berkeley)時代のミュージカルダンスに、現代の懸念や現実逃避といったテーマを融合させることだったという。

実在する歴史を基にしたストーリーの舞台は冷戦時代、ラスベガスの核燃料倉庫。混沌とした情勢の中、核戦争を生き延びるために造られた核シェルターでは陽気な音楽が流れ、タップダンスを踊る双子や完璧なクロワッサンを焼くバレリーナ、プールで泳ぐ現代版の人魚たちが優雅な生活を送っている。しかし、核攻撃の警報サイレンが鳴り響くと、パステルカラーで彩られた幻想的な世界は崩壊し始め、登場人物たちはバラバラになりながら現実世界へと引き戻されていく。

本作品の精神は、監督自身がミュウミュウについて感じる「しなやかでいて、地に足が着いた、感受性が鋭く、リスクを恐れない女性」というブランドイメージに着想を得たもの。映像の中では、2017年秋冬コレクションがフィーチャーされており、パステルカラーのファーコートやチュールドレス、マッシュルームのようなボリュームハットやグローブなどが、スペクタクルな世界で際立つ美しさを発揮し、ストーリーを強調する役割を担っている。

2011年にスタートした同プロジェクトは「21世紀の女性らしさ」を共通テーマに、国際的に活躍する女性監督がそれぞれ異なる手法によってシネマチックな映像を作り上げている。これまでに発表された作品は、撮影風景や独占インタビューとともに、オフィシャルサイト(http://www.miumiu.com/en/women_tales?cc=JP)、およびスマートフォン向けの無料アプリで視聴可能。さらに、新作フィルムの公開に合わせて、インスタグラムに公式アカウント(@miumiuwomenstales)をオープン。撮影のオフショットやアートワークなどが公開されている。
Akiko Hanazawa
  • 本作の監督を務めたセリア・ロールソン・ホール(Celia Rowlson-Hall)
  • 本作の監督を務めたセリア・ロールソン・ホール(Celia Rowlson-Hall)
  • 本作の監督を務めたセリア・ロールソン・ホール(Celia Rowlson-Hall)
  • 本作の監督を務めたセリア・ロールソン・ホール(Celia Rowlson-Hall)
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