スイスのタイポグラファー、ワインガルトの30年間を記録【代官山蔦屋書店オススメBOOK】

2014.12.19

各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週金曜日は、代官山蔦屋書店東京渋谷区猿楽町17-5)が選ぶ書籍をご紹介します。

■「Weingart:The Man and the Machine」スーザン・クナップ(Susan Knapp)

スイスのバーゼルを拠点に国際的に活躍したタイポグラファー、ウォルフガング・ワインガルト。彼は、1968年にバーゼル造形学校の設立に関わったタイポグラファー、エミール・ルーダーの後任として同校の教師に就任。2004年に定年を迎えるまで、延べ400名以上の学生を指導した。

書では、ワインガルトから教育を受けた学生77名によって語られる彼の強烈な個性や、学校での痛烈な批評や酒場での冗談など、これまであまり伝えられてこなかった知られざるエピソードを多数収録。また、タイポグラファーとしての経験に裏打ちされた基礎課題のプログラムなど、約30年間のタイポグラフィー教育の記録もまとめられている。

ルーダー亡き後、バーゼルのタイポグラフィー教育の姿がどのように変化していったのかを検証するための貴重な資料である。

【書籍情報】
「Weingart:The Man and the Machine」
出版社:karografik
著者:スーザン・クナップ
言語:英語
ハードカバー/95ページ/250×280mm
発刊:2014年
価格:4,970円
代官山蔦屋書店
  • 「Weingart:The Man and the Machine」
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