原研哉、吉岡徳仁、坂茂ら日本の美しいデザイン集【2015年最初に読むべき本--嶋田洋書編】

2015.01.06

各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週火曜日は、東京南青山に店舗を構えるビジュアル洋書店、嶋田洋書(東京都港区南青山5-5-25 T-PLACE1階A103)。今回は、新年にふさわしいスペシャルな書籍をピックアップしました。

■『WA』ロッセッラ・メネガッツォ、ステファニア・ピオッティ

6世紀の伝統的なものから現代の最新デザインまで、多彩な日プロダクトデザイン250点を、 木、金属、陶磁、紙、布、新素材など 材質別に収録。グラフィックデザイナー原研哉が日本のデザインを紹介するテキストに始まり、吉岡徳仁、倉俣史朗、深澤直人、柳宗理、坂茂など、数多くのデザイナーの作品が登場。

掲載されているのは、鳥居、けん玉、こけし、茶道具、箸、筆、扇子、テーブル、照明、ペーパーアート、組紐、着物、マスキングテープ、スツールなど様々。ページをめくって新旧様々なデザインを眺めているうちに、日本の「和」の心や洗練されたデザインの美しさが見えてきてこの国の良さを再認識できる。日本人としての今後のインスピレーションに刺激を与えてくれる作品集だ。

本の装丁は原研哉によるもので、白地に赤い糸で和綴じ製本されたこだわりの作りとなっている。


【書籍情報】
『WA』
著者:ロッセッラ・メネガッツォ、ステファニア・ピオッティ
出版社:PHAIDON
言語:英語
ソフトカバー/288ページ/270×205mm
発刊:2014年
価格:8,000円
嶋田洋書
  • 「WA」
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