ブルガリがLVMHウォッチウィーク 2022で「オクト ローマ ブルー カリヨン トゥールビヨン」を発表

2022.02.09

時計の複雑機構は、何十年もの間、決められたルールと極端な古典主義の原則に則ってきました。ブルガリはこうした条件にこだわらず、挑戦し続けてきました。新たな「オクト ローマ ブルー カリヨン トゥールビヨン」は、トゥールビヨンの2つの従来型複雑機構と、ストライキング機構によって、極めてモダンに表現されています。

現代的な解釈は、ブルガリのクリエイションに不可欠な要素であり、日々のウォッチメイキングの開発に活かされています。新作の「オクト ローマ ブルー カリヨン トゥールビヨン」 は、2つのクラシックな複雑機構を組み合わせながらも、ウォッチメイキングの伝統を、モダニズムなアプローチへと再定義しています。

この時計には、ブルーのブリッジを備えた非常にグラフィカルなスケルトンムーブメントを搭載しています。プラチナ製のケースを、チタニウム製のブルーのミドルケースが取り囲みます。このウォッチはストライキングなウォッチをつくる上で重要な要素である音の再現性と明瞭性を高めるように設計されています。

3つのハンマーを備えた「オクト ローマ ブルー カリヨン トゥールビヨン」 手巻きムーブメントは、直径35mm、厚さ8.35mmで、BVL428キャリバーを搭載した合計432個の部品で構成され、すべて自社で製作されています。ケースは、音を最大限に伝えるため、ゆとりのあるデザインを採用し3ハンマー構造のトルクを高め力強い音を作り出しています。特にミドルケースは、最大限の音を可能な限り伝播させる設計です。内側と外側の間の金属量を抑えるためにデザインに空洞を施し、3つのゴングに対応する3つの開口部が音を外へと響かせます。効果的に音を伝えるためケースボディに直接ゴングを固定し、ケースにはチタニウムを使用して、どこまでもクリアな音を広げることに成功しています。バックもくり抜いて、チタニウムのグリッドを付け直し、共鳴ゾーンを保護しながら音を外へ響かせるようにしました。


ウォッチのゴングは手作業で複数の工程を経て作られます。手で折りたたみ、形作ってから900度で焼きなまし、強化します。その後、洗浄し、500度の炉に入れて表面を滑らかにします。こうすることで金属が澄んだ音で共鳴します。ストライキング機構の特定のコンポーネントと同様に、やすりをかけることで共鳴するコードが洗練されます。3色の音を出す3つのハンマーのカリヨンは、時間を「ド」、15分を「ミ・レ・ド」の音、分を「ミ」の音でメロディーを奏でます。この機構は、ミドルケースの左側にあるプッシャーで作動します。ムーブメントは従来型の香箱を1つ備えています。少なくとも75時間のパワーリザーブを保持し、ムーブメントをフルに動かします。一方、ブリッジに直接開けられた香箱のスプリングによって音の機構が確実に機能するようにしています。

BVL428 キャリバーの構造、ブリッジに施したカットアウトやさまざまなコンポーネントの配置は、独創的で現代的なものであり、コントラストを効かせた、機構の美しさを引き出しています。ハンマー、ゴング、トゥールビヨンケージ、穿孔を加えた表面にはポリッシュ加工のステンレススティールを交互に配し、精巧に作り上げられたメインプレートとブリッジにはALD処理を施しました。ハイテクなカーボンベースの真空蒸着によるディープブルーがエレガントです。

30限定製品で、シースルーのサファイアクリスタルのケースバック、3気圧防水を備え、プラチナ製トリプルブレードのフォールディングクラスプを配したブルーのアリゲーターレザーストラップを組み合わせています。

「オクト ローマ ブルー カリヨン トゥールビヨン」


品番: SAP103627
価格: 3,817万円(税込、予価)
ケース: 径44mm、厚さ12.83mm、プラチナ製ケース、オープンワークのチタニウム製ミドルケース
ブラックセラミックを埋込んだホワイトゴールド製リューズ とプッシャー
ムーブメント: BVL428機械式マニュファクチュールムーブメント、手巻き
直径35.00mm、厚さ8.35mm、ミニッツリピーター、3ハンマー カリヨン トゥールビヨン
36石
振動数: 毎時21,600振動
パワーリザーブ:約75時間
ブレスレット: ブルーのアリゲーターストラップとプラチナ製フォールディングバックル
防水性: 30m防水
限定: 30本限定

お問い合わせ先:
ブルガリ ジャパン
03-6362-0100
https://www.bulgari.com/ja-jp/



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