片山正通の膨大なコレクション、書籍、CD、骨董、家具...が一堂に。「片山正通的百科全書」が開催中

2017.04.11

現在、東京・新宿の東京オペラシティ アートギャラリーで、インテリアデザイナー片山正通の膨大なコレクション展「片山正通百科全書」が開催中。期間は、6月25日まで。

インテリアデザイナーとして世界的に脚光を浴びている片山正通。概念から大きくはみ出した片山のクリエイティビティーは、妥協のない姿勢からもうかがえる。また、デザインを柔軟なツールとして駆使しながら発想を飛躍させ、異なるものを接続する手法は、実にユニークなコレクターとしての側面にも見ることができる。今回展示される膨大なコレクションは片山が手掛ける仕事の幅と同様に、さまざまなジャンルや時代のものが対象となっている。書籍、CD、動物の剥製、骨董、家具、多肉植物などから現代アートまで、多種多様なコレクションに向けられた好奇心や審美眼を通じて、片山のクリエイティビティーの本質を探ることができる。

また、同展覧会最大の見どころは、片山が自身でコレクションを分類・編集し、アートギャラリーの空間を構成し、展示室にディスプレイしたという点。目に映るものすべてが「素材」であり「刺激」となる片山にとって、探求心の集積であるコレクションは系統的に集められたものではない。美術館の展示というよりも、まるで街をショッピングしているかのような「わくわくする場」を創造する、美術館にとっても初の試みとなるもの。デザイナーとしての「公」とコレクターとしての「私」が交錯する場で、あらゆる可能性を見つけだす片山の卓越したクリエイションを体験できる。

さらに、同展覧会名となる「百科全書」は、著名な学者だけでなく、当時無名な執筆者が多く携わり、20年以上かけて編集されたというフランスの百科全書からとられており、そのまま片山のコレクションの成り立ちを表している。会場では、「人と動物」、「モノクロ写真」、「コンセプチュアルアート」など、独自の分類でコレクションを展開し、会場を余すところなく使った片山の思考の迷宮を見ることができる。

【展覧情報】
「片山正通的百科全書 Life is hard… Let’ go shopping.」
会期:4月8日~6月25日
会場:東京オペラシティ アートギャラリー [3階ギャラリー1、2]
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
時間:11:00~19:00(金曜、土曜は11:00~20:00/いずれも最終入場は閉館30分前まで)
休廊日:月曜日
料金:一般1,200円(1,000円)、大学・高校生800円(600円)、中学生以下は無料
※()は15名以上の団体料金
HEW
  • art direction: Naomi Hirabayashi
  • ライアン・ガンダー《Rietveld reconstruction - Ejiro》 2007年
  • エイドリアン・ゲーニー《THE COLLECTOR 4》2009年(c)Adrian Ghenie Courtesy of Galeria Plan B
  • 五木田智央《雑多な情動》 2008年
  • 河原温 《”Friday” JULY 14, 2000 “TODAY” series No.26》 2000年
  • KAWS 《Untitled (MBFB7)》2014年
  • ジャン・プルーヴェ《Standard Desk》1941年
  • 作者不詳《聖人像》 18世紀後半
  • 《山口一郎 旧個人蔵のリッケンバッカー》
  • 片山正通
  • Wonderwall オフィス
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