マーク・ペリディス率いる「19 Greek Street」とギャラリーレストラン「sketch」の展覧会

2013.10.07

先月開催されたロンドンファッションウィーク同時期に開催されたロンドンデザインフェスティバル。その関連イベントとして、マーク・ペリディス(Marc Peridis)率いるインテリアプロダクトデザイナー集団「19 Greek Street」と、ギャラリーレストランとして高い評価を受ける「Sketch(スケッチ)」がタッグを組み、展覧会「Flung: The up side of down」が開催された。

「Flung(放り出された)」と名付けられた同展では、破壊され朽ちていく日常の中に生まれた美をそれぞれのデザイナーが得意とする素材と技法で表現した5体のオブジェが、会場内に放り出されるように展示された。

9月16日夜に行われたオープニングイベントには、多くのファッション関係者や建築関係者、報道陣が世界中から招かれ、イベントの発起人であり、LVMHグループブランドの店舗デザインで知られるペリディスと参加デザイナー・キュレーターら5名によるトークイベントが行われた。

トークのテーマは「破壊と創造、日々の生活に起こる破壊と混沌から美を創造する」。各人が、自身のインスピレーションソースとその構築法について語り合った。ペリディス氏は、「美とは創造するものではなく、常に日常に存在していて見出すべきものだ」とコメント。また、5人共「今存在するものが破壊される時、あるいは来の意味とは異なった方法で成り立つ時、そこに美が新たに生まれる」というアイデアについて共感を示した。

Sketchでは、常に最新のコンテンポラリーアートをキュレーションし展示。三ツ星シェフでのピエール・ガニェール(Pierre Gagnaire)の料理と共にアートな時間を楽しめる。
kissable_london
  • 展覧会「Flung: The up side of down」
  • 展覧会「Flung: The up side of down」
  • 展覧会「Flung: The up side of down」
  • 展覧会「Flung: The up side of down」
  • トークイベントの様子、左から2人目がマーク・ペリディス氏
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