「アー・ペー・セー（A.P.C.）」のデザイナー、ジャン・トゥイトゥ（Jean Touitou）とデザイナーのジェシカ・オグデン（Jessica Ogden）によるキルトプロジェクト「アー・ペー・セー・キルト（A.P.C. QUILTS）」のポップアップイベントが23日より伊勢丹新宿店2階ザ・ステージ＃2にてスタートした。

イベントに際し、ジェシカが来日。12年前からのコラボレーションプロジェクトを振り返る。「当時、A.P.C.のために作った25年分の生地をどうリサイクルするかを彼は考えていたの。そんな時に出会って、このプロジェクトを立ち上げることに。彼の母親もキルト製作をしていて、私たちが共同プロジェクトを立ち上げるのはとても自然な流れだったわね」とジェシカ。

イベントでは過去にリリースされた20点のキルトに加えて、今回のために化粧ポーチやバニティーケース、フランスのミニバスケットからインスパイアされた“パニエ”という名のバッグ（Small：1万3,650円／Large：2万4,150円）などが販売される。すべての製品はA.P.C.のアーカイブ生地を用いてインドで生産したもの。“ミニキルト”と呼ばれるフレームに入った商品は裏にジェシカのサインが入っている。ジェシカは猫が好きで、今回は猫をモチーフにしたiPhoneケース（5,250円）やクッション（1万8,900円）なども発表。

「今までに製作したマルチカバーなどのような今まで家の中で使うものを作ってきたが、今回は外でも使える小物を多くデザインした。作っている途中で生地在庫がなくなったりすることがあるけど、別の生地との新しい出合いがあるので刺激的。いつもビンテージキルトに新しい命を吹き込むつもりで製作しているわ」（ジェシカ）