資生堂、インドネシアに合弁会社設立。マステージブランド強化

2014.04.15

資生堂インドネシアのコングロマリットであるシナルマスグループ下のシナルマス トゥンガル(PT Sinar Mas Tunggal)社と合弁契約を締結。7月より新会社「資生堂コスメティクスインドネシア(PT Shiseido Cosmetics Indonesia)」による営業を開始する。

金は500億ルピア(先月のレートで約4億5,000万円)で、出資比率は資生堂が65%、シナルマスグループが35%。グローバルブランド「シセイドー(SHISEIDO)」や2010年にインドネシアでの販売を開始した最高級ブランド「クレ・ド・ポー ボーテ(cle de peau BEAUTE)」などのプレステージ領域を強化しつつ、マステージ(マス商品より高級感はあるがプレステージ商品より価格帯がリーズナブル)領域に注力することで売り上げ拡大を企図。35歳未満の世代が人口の約60%を占める同国において、アジアの20代女性に向けたマステージブランド「ジーエー(Za)」のマーケティングを強化し対応する。

資生堂はインドネシア市場での販売を1958年に開始。94年よりシナルマスグループ傘下の「ディアン タルナグナ(PT Dian Tarunaguna)」社を代理店としつつ、化粧品市場が毎年10%超の伸びを見せる同国に直接投資する検討を行ってきた。
くまがいなお
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