瀬戸内海に浮かぶ無人島で、ゲルハルト・リヒター最大にして最後のガラス作品を夏期限定一般公開

2016.05.18

ドイツの世界的な現代芸術家であるゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter)の最大のガラス作品「ゲルハルト・リヒター 14枚のガラス/豊島」が、愛媛県上島町にある瀬戸内海のほぼ中央に浮かぶ無人島の豊島にて5月28日から8月28日までの土・日・祝日限定で8時45分から18時まで一般公開される。

ゲルハルト・リヒターは、世界中の主要な美術館がその作品をコレクションするなど名実ともに世界最高の評価を受ける現代アーティスト。11年秋に瀬戸内海を初めて訪問しており、その際に豊島の風景や自然が気に入ったことから、同所に日本で初めて自らの作品を恒久展示することを承諾した。

今回展示される「ゲルハルト・リヒター 14枚のガラス/豊島」は、190×180cmの透明な14枚のガラス板を、ハの字を描くように少しずつ角度を変えて並べたアート作品。全長約8mとなっており、ゲルハルト・リヒターによるガラスの立体作品としては最後にして最大のものとなっている。

また、作品を収める箱型の建物も人のアイデアとデザインに基づいて建てられた。竹林に囲まれた斜面に立つ建物は、陽光がふんだんに入るよう海側は全面ガラス張りで設計。無垢のナラ材が張られた側壁にも縦長の窓を3ヶ所ずつつくることで、時間の経過や季節、天候に応じて、室内に入る光の強さや方向、色合いが変化する。14枚のガラスがその光を反映し、周囲の風景や見る人自身の影を映し込んで無限の表情を見せる。

なお、閲覧は無料(身分証明書の提示が必要)。豊島へは、因島土生港(広島県尾道市)か弓削港(愛媛県上島町)から1日2便運航されている町営の定期船で行くことができる。
HEW
  • ゲルハルト・リヒター最大のガラス作品「ゲルハルト・リヒター 14枚のガラス/豊島」が無人島で一般公開
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