「二科展」の第100回記念展、国立新美術館にて9月に開催

2015.08.24

東京六本木国立新美術館にて9月2日から14日まで、「第100回記念 二科展」が開催される。

1914年、文部省美術展の洋画部に対して新進作家たちが“第二科”の新設を働きかけたが実現できなかったことから、有志が日洋画の革新をめざして集結して始められた「二科展」。“流派にとらわれず、新しい価値を尊重し、創造者の制作上の自由を擁護する”を信条とし、洋画界の黎明期に多くの著名な芸術家を輩出してきた。

これまでの参加者は、安井會太郎、熊谷守一、東郷青児、岸田劉生、梅原龍三郎、小出樽重、中川一政、林武、佐伯祐三、宮本三郎、岡田謙三、藤田嗣治岡本太郎など。海外からもジェレニェフスキー、マチス、ドラン、ピカソ、デュフィ、ブラック、モネ、ボナール、ブールデル、ゴヤ、ルオー、ロダン、モディリアーニなど、数多くの著名作家の作品が出品された。

「第100回記念 二科展」では、同展に多大なる功績を遺した洋画家、彫刻家たちの作品を特別展示。歴代理事長の作品や、デザイン部と写真部の会員による同展に向けた作品も展開される。

また、国立新美術館2階にある休憩室A、B、C、Dでは、絵画、彫刻、デザイン、写真の4部の会員有志によるコラボ展を実施。メインテーマは“あそび”、サブテーマは“ネコ100態”と設定され、様々な“ネコ”作品が展示される他、講演会ギャラリートーク、ミニコンサートなども予定している。

また、二科の100年の歴史を一覧出来る「伝説の洋画家たち 二科100年展」が現在、東京都美術館で開催中。9月12日から11月1日まで大阪市立美術館、11月7日から12月27日まで福岡・石橋美術館でも行われる予定だ。

イベント情報】
「第100回記念 二科展」
会場:国立新美術館
住所:東京都港区六本木7-22-2
会期:9月2日~14日
時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
 ※金曜日は20:00まで入場は19:30まで、最終日は14:00までで入場は13:00まで
休館日:9月8日
料金:一般1,000円、高大学生800円、中学生以下無料
HEW
  • 国立新美術館にて「第100回記念 二科展」開催
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