近年、ビューティブランドにとって“店舗”は、単なる販売空間ではなくなりつつあります。どんな素材を使い、どんな循環を生み出し、その土地とどう関係を築くのか。空間そのものを通して、ブランドの思想を体験させる場所へと変化しています。
SHIRO は、2026年6月3日、台北・中山(ジョンシャン)のライフスタイル複合施設「誠品生活南西」に、台湾2号店となる「SHIRO 誠品生活南西店」をオープンします。
Courtesy of SHIRO
今回SHIROが店舗を構えた中山エリアは、古い街並みと新しいクリエイティビティが共存する台北でも象徴的な場所です。かつて「打鉄街(自動車部品や金物屋の街)」として知られ、現在はレトロとモダンが交差する赤峰街(ツーフォンジェ)のすぐそば。SHIROは、この土地が持つ“ものづくりの記憶”そのものに着目しました。
今回の店舗で印象的なのは、“廃棄物ゼロ”を単なるメッセージで終わらせていない点です。
SHIROは、台北周辺のフィールドワークを通して、産廃工場の片隅に眠っていた倉庫ラックの部材や、使われずに積まれていた磁器タイルなどに出会いました。長年使い込まれた傷や凹みを、あえて加工せず残したまま、店内のメインテーブルや什器として再利用しています。
Courtesy of SHIRO
それは、“古いものを新しく作り変える”という発想とは少し異なります。SHIROが今回提示しているのは、再び原材料へ戻すために新たなエネルギーを使うのではなく、“いま存在しているものを、そのまま次の価値へ接続する”という考え方です。
近年、サステナビリティはファッションやビューティ業界において欠かせないテーマとなっています。しかしその一方で、“エコ”という言葉だけが先行する場面も少なくありません。今回の店舗づくりでは、素材に刻まれた時間や痕跡そのものを価値として扱うことで、“循環”をよりリアルな感覚として提示しています。
今回のオープンに合わせて登場する台湾限定フレグランス「果茶(KACHA)」もまた、単なる限定商品ではありません。
果茶 オードパルファン 40mL NT$1,100 Courtesy of SHIRO
その着想源となったのは、台湾に根付く午後のティータイム文化「下午茶(シャーウーチャー)」。暑さや忙しさから少し離れ、お茶と菓子を囲みながら、“小確幸(小さくても確かな幸せ)”を味わう時間です。
「果茶」は、台湾の水果茶(シュイグォチャー)をイメージした香り。ライチの透明感ある甘さから始まり、ブラックティーやローズが重なり、最後にはやわらかなウッドが静かに余韻を残します。
Courtesy of SHIRO
SHIROはこれまでも、“土地の空気感”を香りへ変換するようなものづくりを続けてきました。今回の「果茶」もまた、単なるフルーティーフレグランスではなく、“台湾の日常”そのものを閉じ込めようとする試みのように感じられます。
蒸し暑い午後、冷たい水果茶を飲みながら気持ちをリセットする感覚。その静かな時間までも、香りとして表現しようとしているのかもしれません。
現地の印刷会社から出る大量の断裁くずも、ディスプレイ什器へアップサイクル。さらに、その制作過程を共有するワークショップも開催されます。紙の端材を積層し、木目のような表情を生み出す造形は、工業素材でありながらどこか有機的な美しさを持っています。
Courtesy of SHIRO
設計を手がけたのは、インテリアデザイン事務所 DRAWERS の小倉寛之氏。これまでも「MAISON SHIRO」やSHIRO東京オフィスなどを手掛け、“つくる責任”を意識した循環型デザインを実践してきました。
小倉寛之氏 | Courtesy of SHIRO
近年のラグジュアリー空間では、“何を売るか”以上に、“どのようにつくられているか”が重要視されるようになっています。SHIROが今回台湾で提示したのも、単なるコスメブランドの海外展開ではなく、“土地とともに未来をつくるための店づくり”だったのではないでしょうか。
SHIRO は、2026年6月3日、台北・中山(ジョンシャン)のライフスタイル複合施設「誠品生活南西」に、台湾2号店となる「SHIRO 誠品生活南西店」をオープンします。
Courtesy of SHIRO今回SHIROが店舗を構えた中山エリアは、古い街並みと新しいクリエイティビティが共存する台北でも象徴的な場所です。かつて「打鉄街(自動車部品や金物屋の街)」として知られ、現在はレトロとモダンが交差する赤峰街(ツーフォンジェ)のすぐそば。SHIROは、この土地が持つ“ものづくりの記憶”そのものに着目しました。
“リサイクル”ではなく、“リユース”という思想
今回の店舗で印象的なのは、“廃棄物ゼロ”を単なるメッセージで終わらせていない点です。
SHIROは、台北周辺のフィールドワークを通して、産廃工場の片隅に眠っていた倉庫ラックの部材や、使われずに積まれていた磁器タイルなどに出会いました。長年使い込まれた傷や凹みを、あえて加工せず残したまま、店内のメインテーブルや什器として再利用しています。
Courtesy of SHIROそれは、“古いものを新しく作り変える”という発想とは少し異なります。SHIROが今回提示しているのは、再び原材料へ戻すために新たなエネルギーを使うのではなく、“いま存在しているものを、そのまま次の価値へ接続する”という考え方です。
近年、サステナビリティはファッションやビューティ業界において欠かせないテーマとなっています。しかしその一方で、“エコ”という言葉だけが先行する場面も少なくありません。今回の店舗づくりでは、素材に刻まれた時間や痕跡そのものを価値として扱うことで、“循環”をよりリアルな感覚として提示しています。
台北の“午後”を香りに変える
今回のオープンに合わせて登場する台湾限定フレグランス「果茶(KACHA)」もまた、単なる限定商品ではありません。
果茶 オードパルファン 40mL NT$1,100 Courtesy of SHIROその着想源となったのは、台湾に根付く午後のティータイム文化「下午茶(シャーウーチャー)」。暑さや忙しさから少し離れ、お茶と菓子を囲みながら、“小確幸(小さくても確かな幸せ)”を味わう時間です。
「果茶」は、台湾の水果茶(シュイグォチャー)をイメージした香り。ライチの透明感ある甘さから始まり、ブラックティーやローズが重なり、最後にはやわらかなウッドが静かに余韻を残します。
Courtesy of SHIROSHIROはこれまでも、“土地の空気感”を香りへ変換するようなものづくりを続けてきました。今回の「果茶」もまた、単なるフルーティーフレグランスではなく、“台湾の日常”そのものを閉じ込めようとする試みのように感じられます。
蒸し暑い午後、冷たい水果茶を飲みながら気持ちをリセットする感覚。その静かな時間までも、香りとして表現しようとしているのかもしれません。
“つくる過程”を開くということ
現地の印刷会社から出る大量の断裁くずも、ディスプレイ什器へアップサイクル。さらに、その制作過程を共有するワークショップも開催されます。紙の端材を積層し、木目のような表情を生み出す造形は、工業素材でありながらどこか有機的な美しさを持っています。
Courtesy of SHIRO設計を手がけたのは、インテリアデザイン事務所 DRAWERS の小倉寛之氏。これまでも「MAISON SHIRO」やSHIRO東京オフィスなどを手掛け、“つくる責任”を意識した循環型デザインを実践してきました。
小倉寛之氏 | Courtesy of SHIRO近年のラグジュアリー空間では、“何を売るか”以上に、“どのようにつくられているか”が重要視されるようになっています。SHIROが今回台湾で提示したのも、単なるコスメブランドの海外展開ではなく、“土地とともに未来をつくるための店づくり”だったのではないでしょうか。
【INFORMATION】
SHIRO 誠品生活南西店
オープン日:2026年6月3日(水)
住所:
台北市中山區南京西路14號1樓 誠品生活南西
1F, No.14, Nanjing W. Rd., Zhongshan Dist., Taipei City 104, Taiwan
営業時間:
日–木 11:00–22:00
金・土 11:00–22:30
取扱製品:
スキンケア/メイクアップ/フレグランス
台湾限定フレグランス:
果茶 オードパルファン 40mL NT$1,100
発売スケジュール:
2026年6月3日(水)誠品生活南西店にて先行発売
2026年6月11日(木)よりTaiwan公式オンラインストア、新光三越台北信義新天地A11店でも販売開始
SHIRO 誠品生活南西店
オープン日:2026年6月3日(水)
住所:
台北市中山區南京西路14號1樓 誠品生活南西
1F, No.14, Nanjing W. Rd., Zhongshan Dist., Taipei City 104, Taiwan
営業時間:
日–木 11:00–22:00
金・土 11:00–22:30
取扱製品:
スキンケア/メイクアップ/フレグランス
台湾限定フレグランス:
果茶 オードパルファン 40mL NT$1,100
発売スケジュール:
2026年6月3日(水)誠品生活南西店にて先行発売
2026年6月11日(木)よりTaiwan公式オンラインストア、新光三越台北信義新天地A11店でも販売開始
























