ディーゼル支援コンテスト「ITS 2014」のファイナリストに、日本人最多8名選出

2014.05.28

欧州最大のファッションコンテストITS(International Talent Support) 2014」のファイナリスト40組が決定した。

コンテストでは、過去にも数多くの日本人応募者が受賞しているが、今回は、過去最多の8名が最終審査に進出。内訳は、ファッション部門1名、アクセサリー部門2名、アートワーク部門5名、ジュエリー部門2名で、うち1名は2部門に選出されている。

ITSは、毎年7月にイタリア・トリエステで開催されており、2002年のスタート以来、一流メゾンでも活躍するデザイナーを数多く輩出してきた。近年では、新人デザイナーの登竜門としても認知されている。

今年のコンテストタイトルは「LUCID DREAMS」、日本語で明晰夢という意味。夢と覚醒の間の世界をテーマとしている。

募集部門は、ファッション、アクセサリー、ジュエリーに、新設となるアートワークを加えた4部門。約80ヶ国1,200組以上の応募者から選ばれた、20ヶ国40組のファイナリスト達は、7月11・12日の最終審査でのプレゼンテーションやショー形式のコレクション発表に挑む。

審査員を務めるのは、「ディーゼルDIESEL)」アーティスティックディレクターのニコラ・フォルミケッティ、「マルニ(Marni)」デザイナーのコンスエロ・カスティリオーニ、フォトグラファーのニック・ナイト、シューズデザイナーのニコラス・カークウッド、インド出身デザイナーのマニッシュ・アローラ、ファッションブロガーのスージー・バブルなど。

コンテスト設立時からITSをサポートしているディーゼルは、ファッション部門に「ディーゼル賞」を設け、同賞の受賞者に2万5,000ユーロの賞金と6ヶ月のディーゼル・クリエーティブ・チームでのインターンシップの権利を授与し、支援を行っている。

日本人ファイナリストは右記の通り。ファッション部門Yasuto Kimura、アクセサリー部門Takafumi Arai、Maiko Takeda、アートワーク部門Ryota Murakami、Chiaki Murakami、Noriko Nakazato、Shinji Tokuno、Takafumi Arai、ジュエリー部門Noriko Nakazato、Junko Kurihara。

アクセサリー部門のMaiko Takedaはロイヤルカレッジ・オブ・アートで学んだ帽子デザイナー。14-15AWパリファッションウィーク期間中、パレ・ロワイヤルのギャラリー「ジョイス(JOYCE)」で個展を行った。また、「ラマルク(LAMARCK)」14-15AWコレクションではコラボレーションバッグを製作している。
松本玲子
  • アクセサリー部門 Maiko Takeda
  • ITS2014
  • アクセサリー部門 Takafumi Arai
  • アクセサリー部門 Anuk Yosebashvili
  • ファッション部門 Yasuo Kimura
  • ファッション部門 Leonie Barth
  • ジュエリー部門 Stephanie Van Zwam
  • アートワーク部門 Maiko Takeda
  • 審査の様子
  • 審査の様子
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