おみそ汁から暮らしを見つめる「おへそ的、買い物のすすめ展」新宿伊勢丹で開催

2014.05.06

主婦と生活社から年2回刊行されるライフスタイル雑誌『暮らしのおへそ』が、伊勢丹新宿店館4階にて「おへそ的、買い物のすすめ展」を開催している。同誌で特集する「その人が日常生活で習慣としている考え方=おへそ」的視点でセレクトした日用雑貨、食品、アクセサリーなどを展示販売する。5月11日まで。

同誌では、俳優、店のオーナー、主婦などの、その人だけがもつこだわりの習慣や、その人の根っこをつくるものを「おへそ」と呼ぶ特集を毎号行っており、その「おへそ」を自身の生活に取り入れることを「おへそ的、買い物」として紹介している。

同店で3回目の開催となる本展では、地方でしか手に入らない雑貨や食品が多数集まる。どれも作り手やオーナーの心がこもった「おへそ」アイテムばかりだという。会場では誌面に登場したおへそアイテムも販売している。

同展の販売スタッフは「今回は、特に『おみそ汁のおへそ』に注目して欲しい。おみそ汁1杯から、その人のこだわりの暮らしが見えてくる。何げないおみそ汁作りの習慣の中に目を向けることで、大切なことが見つかるかもしれない」と語る。会場では「みそ汁のおへそ」と題したパネルで、全国のこだわりのおみそ汁が紹介され、それに関連した出汁やみそも販売される。

吉祥寺の雑貨店「ラウンダバウト」オーナー小林和人氏、紀子氏は「私たちにとって『伝えること』がおへそだと思っている。例えば、お茶を入れてもらったら『ありがとう』と言う。夜自宅に帰ったら、今日感じたことを話す。お店に並ぶモノの背景を一生懸命に話す、というように。伝えることで、必ず何かが返ってくるので、その循環が日々の小さな幸せを生むのだと感じる」という。

また、同展でアクセサリーを展開する「ヒーミー(himie)」のデザイナー下川宏道氏のおへそは「均等のおへそ」だという。直径わずか2.5mmのパールに穴をあけ、18金のチェーンを通す作業は、長時間続けることはできない。下川氏は1日を「寝る」「仕事をする」「自分の時間」「家族の時間」と、6時間ごとに四つに分けることにおへそを徹底しているそうだ。このバランスがおへそになっているという。

その他にも会場では、様々な人が提案する「おへそ」を感じるアイテムが並ぶ。
編集部
  • 吉祥寺の雑貨店「ラウンダバウト」のオーナー小林和人氏、紀子氏がセレクトしたアイテム
  • 雑誌「暮らしのおへそ」ライターの一田憲子(いちだのりこ)氏と静岡沼津のセレクトショップhal店主の後藤由紀子氏がみそ汁にまつわる思い出やこだわりについて語る
  • アクセサリーデザイナー下川宏道氏による作品が展示、販売されている
  • 伊勢丹新宿店本館4階の「おへそ的、買い物のすすめ展」にはインテリア雑貨、食器、インテリアが並ぶ
  • みそ汁の「おへそ」を紹介するパネルの前には、だし汁も販売
  • アクセサリーデザイナー下川宏道氏のネックレス、イヤーアクセサリー
  • アクセサリーデザイナー下川宏道氏のブレスレットをはじめ、繊細なアイテムが並ぶ
  • 伊勢丹新宿「おへそ的、買い物のすすめ展」(伊勢丹新宿店本館4階)
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