屋久島の森に包まれて夢の中へ…眠りに特化した香りのブランド「WAZUKA」

2015.10.14

鹿児島県佐多岬から60キロ離れた地に浮かぶ円形の島、屋久島。島の中央には九州最高峰の宮之浦岳がそびえ、宮之浦岳に連なる山々を含めて”洋上のアルプス”とも呼ばれている。この山々にぶつかる海上からの水蒸気は、島に多くの雨を降らせ、亜寒帯から亜熱帯までの植物が存在する豊かな森を生みだしてきた。

世界遺産にも登録されている自然豊かな屋久島の森は縄文杉を始め、何千年もの時を重ねてきた屋久杉が存在する。杉の南限であるこの島では、他の地域に比べれば桁違いに杉の寿命が長い。植物が育ちにくい崗岩の島ゆえ、ゆっくりと成長していく屋久島の杉は、ほかの地域で育つ杉よりも樹脂や香り成分が高濃度になると言う。

そんな生命力に溢れ、神秘的な力を宿す屋久島の杉から生まれたのが、“眠り”に特化した香りのブランド「WAZUKA」だ。樹齢50年程度の地杉(※)から抽出した天然成分をベースに、エッセンシャルオイル「屋久島地杉 幹の香り」(8ml 6,350円)、リードディフューザー「ねむりの島の香り」(75ml 4,300円)、「おやすみミスト」(60ml 3,200円)、バームとバスソルトの組み合わせとなる「おやすみ美養セット」(4,900円)の屋久島の森が“わずか”に香る5つのアイテムを展開する。

もともと杉の芳香成分には、自律神経に働きかける鎮静作用があることは知られているが、「WAZUKA」に配合される屋久島の地杉は、一般的な杉の約20倍の芳香成分が含まれているとか。質のいい睡眠へと誘う、セドロールという芳香成分も20倍含まれているため、スプレーやオイルで部屋に「WAZUKA」の香りを漂わせるだけで、いつも以上にリラックスした快適な眠りに導かれるという。

また優れたリラックス効果だけではなく、防虫効果の高さも関連研究機関との実験より明らかに。中でも、室内のダニを抑制する成分が多く含まれ、「WAZUKA」のエッセンシャルオイルを使った実験では、精油を嫌って近寄らないダニの姿や活発な動きが停止する姿が確認されている。重症アレルギーや花粉症の原因となるダニを、ナチュラルな森の香りでシャットアウトできるのは嬉しい限り。

特に、寝具からソファまで使い勝手のいい「おやすみミスト」(60ml 3200円)は、不眠やアレルギーに悩む女性はもちろん、香り系アイテムが苦手な男性や小さな子どもがいるファミリー層にもおすすめだ。

世界遺産でありながら戦後植林された人工林の間伐が進まず、森林荒廃の問題を抱えている屋久島。人工林整備や間伐材の実用化という、日の林業課題への挑戦としても期待される「WAZUKA」。森と人を繋ぎ、未来に森を残す、わずかな香りに籠めた強いポリシーが薫るブランドだ。

(※)地杉とは、戦後大量に植林された樹齢50年程度の杉。ちなみに屋久杉とは、樹齢1000年以上の杉を指す。
森有貴子
  • 屋久島の森に包まれて夢のなかへ...眠りに特化した香りのブランド「WAZUKA」
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