銀座の「KH ギャラリー」が1周年、画家・小篠弘子がクリムトへのオマージュ

2013.09.08

「HIROKO KOSHINO」のデザイナーであり、アーティストとしても活動する小篠弘子のアート作品を展示する銀座の「KH ギャラリー」(東京都中央区銀座 4-3-13和光並木通ビル B1)が1周年を迎え、4日レセプションが行われた。

現在、展示されている作品は開廊後4回目の個展となる「ザ・ゴールド —クリムトへのオマージュ」。20点に及ぶ新作はすべて今年に入ってから、芦屋のアトリエで制作されたもので、220×388cmという大作も公開されている。

和紙をベースに墨と金で表現された作品は、グスタフ・クリムトの色使いに触発されたもの。小篠の作品としては珍しく、人物、鳥など珍しく具象な作品も発表された。金のジェッソと墨、和紙のバランスが、東洋と西洋を常に競演させてきたヒロココシノのコレクションアーカイブと重なる。

「実質、制作期間は約3ヶ月。描き始めるとイメージがあるのでいつも早い。すでに次の個展の作品も仕上がっていて、テーマは“”。絵を描くのもコレクションを制作するのも同じよ」と、東京で毎シーズンのコレクション、パリでも精力的にアート作品の発表の場を模索する小篠は笑う。

同展は10月27日まで開催されている。
編集部
  • 作品の前に立つ小篠弘子
  • 「ザ・ゴールド —クリムトへのオマージュ」
  • 銀座の「KH ギャラリー」で開催中の「ザ・ゴールド —クリムトへのオマージュ」
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