ストリート・カルチャーにも多大な影響を与えたマッシヴ・アタックのアートワーク本が発売に

2013.09.25

イギリス・ブリストル出身のトリップ・ホップ・バンド、マッシヴ・アタック(Massive Attack)のアートワークをまとめたLPサイズのハードカバー仕様ブックが10月28日に発売される。

メンバーの3Dことロバート・デル・ナジャ(Robert del Naja)がこれまで手がけてきたアートワークがこの一冊にまとめ上げられており、グラフィティやステンシル・アートのシーンに多大な影響を与えた前身のザ・ワイルド・バンチ(The Wild Bunch)時代からマッシヴ・アタックの諸作品の版下やイラストが、未発表のものも含めて400ページにわたって収められている。

また、アートワークやスリーヴ・デザインがいかに変遷していったか、また制作の過程やインスピレーションについて3Dに聞いたインタヴューも読むことができる。

出版元のThe Vinyl Factory(http://www.vfeditions.com/)では未発表音源を収めたアナログ盤が付いた350部限定のリミテッド・エディションの予約も受付中だ。

マッシヴ・アタックは、後にソウルIIソウルに加入し、マドンナ(Madonna)やビョーク(Bjork)も手がけるネリー・フーパー(Nellee Hooper)、藤原ヒロシとも交流が深いDJ マイロ(DJ Milo)、ダディG(Daddy G)によって82年に結成されたザ・ワイルド・バンチを前身に88年に結成。その重いビートとダークな雰囲気をまとったサウンドは、彼らの出身地の名前を冠してブリストル・サウンドと称され、ダンス・ミュージックのみならずロックにも多大な影響を与えている。
油納将志
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