ドレスキャンプやオスカーデラレンタが参加。国際化が進む【シンガポールレポート2/2】

2014.06.05

2010年のスタート以来、シンガポールの政府機関であるスプリングシンガポールやシンガポールファッション協会、シンガポール政府観光局によって運営される「アジア・ファッション・エクスチェンジ(Asia Fashion Exchange)」。年々その影響力はワールドワイドに拡大し、海外デザイナーも積極的に誘致されている。

今年海外から招聘デザイナーとしてシンガポールにやってきたのは、ニューヨークの「プラバル グルン(Prabal Gurung)」や「オスカー デ ラ レンタ(Oscar de la Renta)」、5月末にLVMHが主催する「LVMH Young Fashion Designers Prize」でグランプリを勝ち取ったばかりのロンドンの「トーマス・テイト(Thomas Tait)」など。また、日本からは「ドレスキャンプ(DRESSCAMP)」がTent@Orchardでランウエイショーを開催した。

ドレスキャンプはパルコ支援の元、次世代のジャパンファッションを担うデザイナーのショーケースとして14-15AWコレクションを披露。パルコは現地子会社PARCO(シンガポール)Pte Ltdを運営しており、SC開発や各種インキュベーション施策などにおいて20年以上にわたる実績を持っている。その背景もあってこれまで取り組んできた“海外を舞台にしたファッションデザイナーの事業成長の機会提供”の一環として、今回はドレスキャンプのアジアマーケットでのブランド認知度向上やセレクトショップへの販路拡大をサポートした。

600名動員予定の会場は大幅に人数オーバーとなり、立ち見もでるほどの盛況ぶり。「こんなにシンガポールのファッション業界関係者が勢ぞろいした日本ブランドのショーを見たのは初めて」「オンラインショッピングの海外配送は行っているのか」など、多くの声が寄せられていた。

オープニングを飾ったプラバル グルンはデザイナー自身がシンガポール出身、ネパールで育ち、インド、NYなど世界中を渡り歩いてきたというルーツがある。凱旋ショーともいえる今回のランウエイショーの後、「急成長を遂げる現在のシンガポールにおいて、このタイミングでショーが行えたことを嬉しく思う」と感想を述べた。

オスカー デ ラ レンタは、ハリウッド女優のケイト・ボスワーズを迎えた華やかなショーでファッションウィークの幕を閉じるにふさわしいショーを披露した。発表した2014プレフォールコレクションの他に、ブランドが得意とするシンプルなアメリカンスタイルにヨーロッパのエレガンスを加えたカクテルドレスも多数登場。ドレス文化のあるシンガポールでは、特に富裕層向けに需要があると見込んだ戦略的なショーでもあった。

トーマス・テイトは、カナダ・モントリオール出身。ロンドンのセント・マーチン美術大学の修士課程を経て、現在はロンドンでコレクションを発表している。曲線を多用したクリーンなフォルムに、抽象的ながらも歯切れのいいカラーバランスが力強い印象を与える14-15SWコレクションは、「Textile & Fashion Federation」や「Her World magazine」といったシンガポールのファッションビジネス関係者に好評だった。

その他、合同展示会「ブループリント(Blueprint)」には、シンガポールの70ブランドに加え、香港、上海、ソウル、ジャカルタ、バンコクといった東南アジア諸国やロンドン、パリからもトータルで約200ブランドが参加するなどこちらも国際色豊か。初日のオープニングショーでは、日本からは「ロギーケイ(ROGGYKEI)」が新作を発表していた。
近藤陽子 / The STYLE INSIGHT
  • ドレスキャンプ
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  • オスカー デ ラ レンタ
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  • プラバル グルン
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