コム デ ギャルソンを解体する試み。コム デ ギャルソン論が出版

2012.12.15

17日、映像やアート書籍を発行するフィルムアート社から「相対性コム デ ギャルソン論 なぜ私たちはコム デ ギャルソンを語るのか」(2,730円)が出版される。1969年に誕生し、1981年にパリ進出以来、世界のファッションにインパクトを与えているコム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)を、問題提起的、思考実験的、体験的にさまざまなアプローチから検証する。

書は、ファッションエディター西谷真理子の編集により、浅子佳英(インテリアデザイナー)、井上雅人(歴史社会学/デザイン史)、桑原茂一(選曲家/クラブキング代表)、坂牛卓(建築家)、千葉雅也(哲学・表象文化論研究、批評家)、永江朗(ライター/編集者)、成実弘至(文化社会学)、長谷川祐子(東京都現代美術館チーフキュレーター)、藤原徹平(建築家)、松田達(建築家)、柳本浩市(デザイン、プロデュース/Glyph.代表)らによる寄稿とインタビューを掲載。コム デ ギャルソンをファッションからだけでなく、建築や哲学、アート、社会学などさまざまな方面から論考する。

これまでから、コム デ ギャルソン関連の書籍は「Comme Des Garcons: Fashion」(タッシェン)などの作品集はもちろんのこと、「スタディ・オブ・コム デ ギャルソン」(南谷えり子著、リトルモア)、「アンリミテッド:コム デ ギャルソン」(清水早苗著、平凡社)など数多く出版され、雑誌では「美術手帖2009年12月号」(美術出版社)、「Pen 2012年2/15号」(阪急コミュニケーションズ)を再編集した「Pen+ コム デ ギャルソンのすべて」(同)など、ムック本も出版されている。


【書籍情報】
相対性コム デ ギャルソン論 なぜ私たちはコム デ ギャルソンを語るのか
編者:西谷真理子
発行日:2012年12月17日
発売:フィルムアート社
本体価格:2,730円
編集部
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