クール・ジャパン推進機構がジェトロと業務提携

2014.03.15

貿易振興機構(ジェトロ)と海外需要開拓支援機構(クール・ジャパン推進機構)は3月13日、業務提携に関する覚書を締結したことを発表した。

海外ビジネス支援のノウハウと国内37か所・海外73か所の事務所を持つジェトロと日本のコンテンツ、ファッション、食などを事業化するためのリスクマネーを供給するクール・ジャパン推進機構が連携することで、効果的な発信や産業の育成、海外需要の開拓などを進める狙い。

業務提携によって、(1)事業者などに対する両機構の相互紹介、(2)各機構の日本企業支援活動、事業展開における相互協力、(3)調査・情報収集などにおける協力、(4)両機構の意見交換の開催などを行う。

ジェトロの石毛博行理事長は「海外でも、日本のコンテンツ、食への関心は高い。ファッションでも素材は強いし、ファッション自体も評価されてきている。ひとつひとつは評価され、関心もある。日本の魅力をトータルに発信できるように協力したい」と述べ、クール・ジャパン推進機構の太田伸之社長は「プラットフォームの整備、サプライチェーン、地方発世界へ、の3つを柱に、コンテンツ、ファッションを含むライフスタイル、食とサービスの3つのジャンルに取り組んでいくために、ジェトロの力を借りたい。日本の素敵なものを世界に発信するために、省などにこだわらずオールジャパンで盛り上げていきたいと考えている。今後も順次、提携する場面も出てくるだろう。ファッションビルやモールなどの拠点作りについては、数か月以内に発表したい」と語った。
樋口真一
  • 左より、クール・ジャパン推進機構太田伸之社長、ジェトロの石毛博行理事長
  • 左より、クール・ジャパン推進機構太田伸之社長、ジェトロの石毛博行理事長
  • クール・ジャパン推進機構太田伸之社長
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