日本橋三越のライオン像100歳。ライオン3000頭が大誕生祭を開催

2014.03.18

三越のシンボル・ライオン像が設置されてから100年を迎える2014年。日本橋三越本店は、「三越ライオン像 100歳の誕生日」を祝う企画として、ライオンにちなんだ商品の販売やイベント展示などを開催する。会期は、4月1日から8日までの一週間。

メイン会場となる館1階中央ホールには、同じく100周年を迎えた「森永ミルクキャラメル」とのコラボレーションカフェ期間限定でオープン。お菓子作りのワークショップデジタル・サイネージ(電子展示)による三越ライオン像100年の歴史紹介ビデオ上映なども行う。

各食品ブランドからは、ライオンにちなんだ和菓子や洋菓子、弁当の数々。クッキーマカロンにキャンディ、上生菓子、どら焼きと、ライオンの顔をモチーフにした可愛らしい商品が特別販売。デザインやパッケージにも凝った、こだわりの商品だ。期間中に食品フロアに登場するライオンモチーフのアイテムは総数3,000頭以上となり正に“ライオンづくし”の祭典となる。

食品以外のフロアでも、ライオンをモチーフにしたアイテムを多数用意。「トリンプ」による「ライオン像ブラジャー」を始め、180万円相当の純金製のライオン親子や、「リチャード・ジノリ」の陶器といったインテリア雑貨子供を対象としたライオンを探すスタンプラリーや、屋上ではライオン姿に扮した飼いと参加できるショー形式のイベントなど、館内全体が”ライオン一色”となる。

期間中、同店の地下倉庫で保管されている5体のライオン像が、銀座線口や中央ホールなどに一斉にお目見え。熊本「お菓子の香梅」製作によるチョコレート製の等身大ライオン像や、森永ミルクキャラメルのパッケージで作られたピクセルアートのライオンオブジェ、金箔のライオン像も登場する。

三越伊勢丹常務執行役員の日本橋三越・中陽次本店長は、「日本橋はいまや海外でも観光スポットとして注目され、日本のカルチャーをしっかりと発信していく場所となっている。『コレド(COREDO) 』のリニューアルもあり、街全体で楽しめる要素が増える。4月の増税対策も含めた“ライオンづくし”の催しで、当初は企画イベントで十分だと思ったが、従業員の気持ちが一つになったことで予想を遥かに上回る大規模な祭典になった。縁起の良いライオンの100周年をぜひ皆さんで祝って楽しんで頂きたい」と述べた。

青銅製の2体のライオン像が同店に設置されたのは、1914年(大正3年)。本館完成に合わせて、当時経営トップだった日比翁助が「勇気と気品、度量の象徴」として設置。関東大震災や、太平洋戦争も乗り越えてきたライオン像は、三越の守り神として現在も愛され続けている。
畑 麻衣子
  • 「トリンプ」ライオン像ブラジャー(本館3階インティメイトサロン)
  • 同じく100周年を迎える「森永キャラメル」とコラボアイテムが登場。100年前の菓子缶が復刻
  • 森永ミルクキャラメルを使用したエクレアやケーキ
  • ライオンモチーフのクッキーとマカロン
  • 3Dプリンターで写し取られたライオン像が羊羹に
  • スマイルライオンの木型を用いた月餅
  • ライオンをモチーフにしたお弁当も多数ラインアップ
  • ライオンをお題に和菓子店18社が競演
  • K24(純金)ライオン親子(180万円)
  • K24(純金)の大判(100万円)と小判(10万円)
  • 「リチャード・ジノリ」の膨大なアーカイブの中から三越のライオン像に最も近い型を探し出し、特別に制作した陶器
  • ミッフィー×ライオンマスコットキーチェーン(1,500円)
  • 屋上では、親子やペットと楽しめるイベントを開催
  • ライオン像とAR記念撮影が楽しめるコーナーも
  • 日本橋三越・中陽次本店長
  • 記者発表には「LION」のキャラクターも応援にかけつけた
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