【ルック】ミュウミュウがパリのイエナ宮で2023年秋冬コレクションを発表

2023.03.11
ミュウミュウは、3月7日に2023年秋冬コレクションのショーをパリで発表しました。


インターベンション(介入)とインベンション(創造)における視点。ミウッチャ・プラダによるミュウミュウ 2023 年秋冬コレクションは、見るという能的なプロセス、ものの見方、そして観察という行為によって、いかにその焦点の目的が変わるかという概念に着眼します。見るということは、思考の窓のようなものなのです。



観察者に主体が置かれるものの、デザインは受動的なものではありません。ワークマンシップは知覚を変えるツールであり、デザインやカットによってプロポーションを変化させ、シェイプを誇張したり、生地を重ねたり融合させることで服と体の一体感に変化をもたらします。技法と素材の選択によって、アウトフィットの視覚的な印象やそれに対する私たちの解釈を大きく変えることができるのです。



新しい表現方法に関しての実験的な取り組みと研究を重ね、構造と纏い方の両方が変化したウエアが誕生しました。ツインセットや膝丈スカート、フード付きスウェットなどの慣れ親しんだアイテムは、素材使いによる力強さと繊細さを織り交ぜながら、これまでと違う強弱のラインを描きます。見るという概念は「インナーウエア」と「アウターウエア」のコンセプトを揺さぶり、透けるシフォンから普段は見えない服が覗き、ストッキングをわざと見せ、ドレスは重ね着で提案します。複雑な重ね着は、より綿密な観察を必要とし、探求心や好奇心を呼び起こします。



会場のイエナ宮では、観察しやすいよう一段高くなったランウェイをモデルたちが歩きます。空間に点在するスクリーンでは、韓国アーティストのジョン・グムヒョンによる自分の体と服の関係を考察した作品映像が流れ、人の注意を惹きつけ捉えるとともに、観客に意識して見ることを促します。様々な可能性を提示され、考えることを余儀なくされるのです。



ランウェイは、Mia Goth(ミア・ゴス)がオープニングを飾り、Rick Brakus(リック・ブラッカス)、Ethel Cain(エセル・ケイン)、Noen Eubanks(ノエン・ユーバンクス)、Amelia Grey(アメリア・グレイ)、Sam Nivola(サム・ニヴォラ)、Mame Bineta Sane(マメ・ビネタ・サネ)、Zaya Wade(ザヤ・ウェイド)が登場。Emma Corrin(エマ・コリン)がショーを締めくくりました。

ミア・ゴス(Mia Goth)

サム・ニヴォラ(Sam Nivola)
エマ・コリン(Emma Corrin)

また、アンバサダーのエヴァー・アンダーソンやレクシー・リウ、グローバルキャンペーンモデルも務めているイ・ユミなどの多数のゲストが会場に華を添えました。

エヴァー・アンダーソン(Ever Anderson)
レクシー・リウ(Lexie Liu)
イ・ユミ(Lee YuMi))

#MiuMiuFW23
#MiuMiu
@miumiu


編集部
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