フォトグラファー横浪修の写真展「PRIMAL」開催。子どもを対象とした撮影イベントも

開催日:2019.06.01-06.23
2019.05.14

ファッション誌や広告を中心に活躍し、海外でも写真集を出版するフォトグラファー横浪修が、写真集『PRIMAL』を発表した。

同書は、長年にわたり撮り続けている子供を被写体としたシリーズ「100Children」、「1000Children」の最新作となる。今作では被写体となる子どもの年齢を2~3歳と下げ、撮影場所を屋外とし、裸と条件変えたことにより、個性と自意識の追求というコンセプトは同じながらも、 今までの作品に見られた規則性とは一変し、より原始的で、取り繕われることのない人間来の表情や個性を感じる作品となっている。




また、東京目黒区の学芸大学駅最寄りにあるタイポグラフィを中心としたグラフィックデザインの本を扱う古書店BOOK AND SONSにて、写真展「PRIMAL」を6月1日から23日まで開催する。 期間中、作品と同じように2歳前後の子どもを対象とした撮影イベントも企画。5月15日より、事前募集にて受付を開始する。




今回の展示について横浪は、以下のようにコメントする。

「前作の1000childrenでは3-5才の女の子を同じ状況にする事でそれぞれの個性を浮 き彫りにしてきた。 今回のPRIMALではもう少し年齢の低い2才弱-3才の男女を対象に撮影を試みた。 より一層年齢が低くなる事でこちらが予想だにしなかった表情に出会え、驚きと発見があっ た。そして妙な高揚感と達成感が混ざり合ったなんとも言えない気持ちになってしまった。 彼らは意識してこのような表情になっているのでは無く、無意識の中から浮き上がって くるのである。 そこにハダカの要素が加わり空を背景にすることで野性的な部分が強調された。 無意識の中にある真剣な眼差しにこそ本来、人間が持っている動物的本能と繋がって いるはずだと確信した。 野生的な部分が浮き彫りにされ、体の内側にある魂や精神的な根源が無意識の中 に潜んでいるのでは無いだろうか? そして未知なる才能に僕は魅了され誘惑されそこに無限の可能性を感じている 彼らの瞳の奥には過去から未来へと繋がっているに違いない 僕はそれを信じている。」







作家プロフィール】
横浪 修
ビジュアルアーツ専門学校大阪校を卒業後、文化出版局写真部を経て独立。
『Milk』『SPUR』『FIGAROjapon』『装苑』などファッション誌や広告撮影の他、CDジャケット撮影など幅広いジャンルを手がけている。
写真集『なんのけない』『100Children』『Assembly』『Sasayama』『MIZUGI』など。
http://www.yokonamiosamu.jp/





【書籍情報】
写真集『PRIMAL』
出版社:「LIBRARYMAN」
ハードカバー/120 ページ/限定700部/H205mm×W270mm
価格:6,400円


【展覧会情報】
横浪修写真展「PRIMAL」
会期:6月1日〜23日
会場:BOOK AND SONS 1〜3階
住所:東京都目黒区鷹番2-13-3 キャトル鷹番
時間:12:00〜19:00
料金:入場無料
定休日:水曜日
※6月1日 16:30〜19:30まで、入退場自由のオープニングパーティーを開催。


【お子様撮影会】
会期:6月15日、16日
時間:12:00〜15:00
参加費:3,000円(税抜)
定員:各日12組
※事前予約制。5月15日よりオンラインショップにて受付開始
※後日撮影したプリントを郵送
※撮影条件:1歳半以上3歳まで、果物が挟めるお子様。上半身裸での撮影、また作品としての発表や販売をご了承いただける方。


編集部
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