スタイリスト林素子が指南、計算しつくされた“白”コーデの法則

2015.05.14

今、とにもかくにも“白”のアイテムに注目が集まっている。“白”という無彩のカラーが放つクリーンなパワーで、たちまち軽やかさと洗練されたモードが手に入るからだ。ミニマムなオールホワイトの着こなしも魅力的だが、トップス、ボトムス、シューズなど、ホワイトカラーのアイテムが豊富にそろう今シーズンはコーディネートのアクセントとして“白”を謳歌したい。

しかし、簡単なようでいて難易度の高い“白”のスタイリング。そこに成功の法則はあるのだろうかーー?

そこで、ファッション誌から国内外のタレントやモデルのスタイリングを手掛けるスタイリストの林素子さんに、効果的な“白”の取り入れ方と今もっとも注目しているアイテムについて取材した。

取材当日は爽やかな風が吹く初夏の陽気。林さんは「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」のカットソーに「サカイsacai)」のサイドプリーツスカート、足元には「リーガル(REGAL)」から先シーズンデビューしたばかりの『プレミアムライン』のF06F BH(BRWT)をコーディネート。レザージャケットは「ベルシュカ(Bershka)」、バッグは「サンローラン(Saint Laurent)」のSAC DE JOUR。ハイアンドローをミックスしながら仕立ての良いアイテムをサラリと気負いなく着こなす林さんらしいスタイリングだ。

「今日はスカートとシューズにポイントとして“白”を取り入れ程よいヌケ感を作りました。“白”を効果的に見せるためには、まず素材選びにこだわること。これからの季節にはシースルーやメッシュなどの軽やかな素材がオススメ。くすみのないクリーンな白色を選ぶこともスタイリングを成功させる秘訣です」

独特なシルエットのラップスカートから覗く白のプリーツシフォン、ブラウンと白のコンビネーションがハンサムな着こなしに最適なレザーシューズ。こんな風に一点でも存在感のあるアイテムを投入することでコーディネートのレベルがぐんとアップする。さらに、林さんのように全身をベーシックカラーでまとめた上で“白”の分量にこだわれば完成度の高いスタイリングが出来上がる。「全身の1/3を“白”に変えるだけでも今年らしいクリーンな印象に。テクスチャーの異なるアイテムを組み合わせることでコーディネートの単調さも回避できます。足首などの華奢なパーツを見せてヘルシーにスタイリングを楽しんでください」と林さん。この夏、白コーデを完成させるテクニックとして覚えておきたい。

そして今、もっとも注目度が高く汎用性があるのは白シューズ。林さんもすでに日常的に取り入れているという。今シーズンのリーガルの『プレミアムライン』には、林さんが着用したシューズの他にもF08F BHやF24F CD(6月下旬発売予定)などのメンズライクなレザーシューズや、F23F CC(GOWT)など“白”をポイント使いしたシューズがラインアップ。夏のカジュアルなスタイルにもまろやかに馴染み女性らしさを引き出してくれるとあって、スタイリストをはじめとする業界人から“指名買いアイテム”として注目されている。

林さんのアドバイスを参考に、最旬の“白”コーデにオールマイティーな魅力を持つシューズを取り入れて、この夏のスタイリングをブラッシュアップしてほしい。
Akiko Hanazawa
  • ファッション誌やタレントからの信頼も厚いスタイリストの林素子さん
  • プレミアムラインF08F 2万8,000円
  • プレミアムラインF06F 2万8,000円
  • プレミアムラインF23F 3万3,000円
  • プレミアムラインF24F 3万4,000円(6月下旬発売予定)
  • メンズライクなシューズも“白”を取り入れると旬顔に
  • ハイアンドローをミックスしたスタイリストならではの着こなし
  • トレンドの“白”をアクセントにした上品で爽やかなスタイル
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