能×現代音楽×ファッションがコラボ「能オペラ」今冬解禁、衣装はリトゥン山縣良和

2015.05.24

2015年冬、能、現代音楽、ファッションの3つの異なるジャンルがコラボレーションした未曽有の舞台が幕を開ける。その名も「能オペラ」。長い歴史を持つ日本の伝統芸能・能と最先端のクリエーションは、果たしていかなる化学反応を起こすのだろうか?

出演者として名を連ねるアーティストの肩書きは実にバラエティ豊か。能アーティストの青木涼子、ファッションデザイナーの山縣良和と共に、打楽器奏者・池上英樹、フルート奏者・斎藤和志、そして作曲家の馬場法子の名前が並ぶ。

このユニークな試みは、青木と山縣との会話がきっかけとなり実現するに至った。

「山縣さんと知り合ったのは10年ほど前。留学先のロンドンで知り合い、“そのうち一緒に何かやりたいね”と話していました」と青木は説明する。

「私は幼いころから能を学んできたのですが、次第に、“伝統とはなんなのか”ということを考えるようになったんです。その答えを模索するうち、世界中の作曲家と手を組んで舞台を作ることにチャレンジするようになりました。それは、ただ伝統を守るのではなく、また伝統と無関係に新しい何かを生み出すのでもなく、日本の伝統をベースにした新しい芸術を生み出したいということ」だと言う。

そう考えた青木は、決して“既存のもの同士を掛け合わせて終了”とならないよう、「能」「現代音楽」「ファッション」それぞれがそれぞれの枠を越えたまったく新しい作品を作り上げた。

「伝統的な能は簡素な舞台空間で演じられますが、その中で能の精神性を視覚的に表す能装束と能面は大きな役割を果たします。表現する上での大きな要素である装束を現代のファッションデザイナーが手掛けることで、どのような世界が開けていくのか、私自身、今からとても楽しみです」と山縣が手掛ける衣装にも期待を寄せる。

さらに、作曲家の馬場法子に対しては「エッジが効いた精緻な音楽を作られる方。山縣さんとのコラボレーションによって、ぶっ飛んだ作品が生まれると確信しています」と期待を寄せる。

お披露目は12月14日。舞台となるHakuju Hallで、ぜひ、未知の体験に酔いしれてほしい。

【公演情報】
第3回「能×現代音楽×ファッション 能オペラNopera AOI」
日程:12月14日
場所:Hakuju Hall
時間:18時30分会場 19時開演(休憩あり)
松本玲子
  • 能×現代音楽×ファッションの融合によって生まれたまったく新しい芸術「能オペラ」
  • 衣装を担当する山縣良和
  • 能アーティストの青木涼子
  • 東京フィルハーモニー交響楽団主席フルート奏者の斎藤和志
  • 独創的な世界観が魅力の打楽器演奏家・井上英樹
  • フランス在住の気鋭の作曲家・馬場法子
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