削ぎ落とされたシンプルさ。矜持を感じる「たちばな」のかりんとう【Today's omiya】

2015.07.21

毎日、編集部のオススメ商品を紹介する連載「Today's item」番外編として、ファッションビューティ業界のプロが選ぶ“東京土産”をご紹介。季節の挨拶や帰省などでお手土産を用意する機会も多くなる季節。お遣いものに悩むことがあれば、目利き達が太鼓判を押す逸品リストを参考にして欲しい。

日は、FASHION HEADLINEでも執筆を行うファッションジャーナリストの横井由利さんが推薦する、「たちばな」のかりんとう。「たちばな」は東京・銀座8丁目に店舗を構える。「引き戸を開けると、中は人が2、3人ほど入ると窮屈になるほど、こじんまりとした設え。左を見ると2種類のかりんとうが並べられているだけ。そうしたことから店主のこだわりと矜持を感じます」(横井さん)

たちばなで売られているのは、細い「さえだ」と太い「ころ」2種類のかりんとうのみ。「“食べる前から美味しいに決まっている!”を感じさせる」と横井さん。たっぷりと飴掛けされた外側はつやつや。ポピュラーなかりんとうの見た目はそのままに、口に運ぶと驚くほど軽やかで洗練された口当たりが特徴だ。

1種類のみなら朱色の丸缶に、2種をセットで贈れる角缶も用意されている。包装紙は店名の橘のが描かれた上品な淡い黄色の紙。店構え、味、包みに至るまでシンプルな“たちばな製”には銀座の趣と風格を感じる。
編集部
  • 「たちばな」のかりんとう
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