持てば誰でもアーティストに!? チョークの新しい形、「チョーク・ドロワーズ」発売

2018.06.16

「チョーク・ドロワーズ」は手にした者に絵を描くという行為を改めて考えさせるような、シンプルながら画期的なお絵描き用のおもちゃだ。体は全てチョークでできており、幾何学的で尚且つ正確なオリジナルパターンを描くことができる。

3種類のデザインが用意されそれぞれドット、円、直線のパターンを容易に、そして瞬時に生み出せるという。地面にチョーク・ドロワーズをこすり付け、好きな方向に動かすだけで立派な作品となる。手に入れたその時からまるでアーティストになったような感覚になれるその手軽さから、子供はもちろん大人も十分に楽しめるおもちゃとなっている。全種5進法に基づいたデザインが施されているため、メートル法における正確な描画ができるのもこのプロダクトの特徴だ。直線を描けるデザインのものは5つの線を同時に描けるため5線譜も容易に作り出せる。




「チョーク・ドロワーズ」の制作を手がけたのは、建築関係の一家で生まれ育ったニューヨークの若きデザイナー、ニコラス・ベンテル(Nikolas Bentel)。彼は、長い歴史にわたり手に入りやすい素材として人々に親しまれてきたチョークの使用方法を再考したことでこのプロダクトを生み出した。チョークはこれまでに様々な使われ方をされてきたが、ベンテルは現代の生産技術で主力となりつつある、3Dプリントを用いた使用方法を考案した。完成までにたくさんのデザイン案が生まれたが、最終的に前述の3つのデザインが採用されたそうだ。価格は1つ約3,000円(28ドル)。ベンテルのオフィシャルウェブサイトのほか、ニューヨークのニューミュージアム(The New Museum)などで入手できる。



※本記事は (引用元: http://www.nikolasbentelstudio.com/)に許可を得て、翻訳・執筆を行っております。
hirokoike
ページトップへ