超絶技巧のアンティーク・レースの展覧会が京都でスタート

開催日:2018.05.18-06.03
2018.05.21

JR京都駅ビル内にある美術館「えき」KYOTOにて、「ダイアン・クライスコレクション アンティークレース展」が、6月3日まで開催中。


ヨーロッパ歴史上、レースは常に重要な価値を持ってきた。王侯貴族たちは自らの富と権力の象徴として、特別な価値を見出してきたが、現在では、熟練した職人たちの技術は、ほとんど失われており、機械織りによる安価なレースが主流となっている。

展では、かつてヨーロッパの人々を魅了した超絶技巧で作られた芸術品「アンティーク・レース」を展示。世界的なアンティーク・レース鑑定家であるダイアン・クライスの数万点におよぶコレクションから、16〜19世紀のレース全盛期の作品を中心に、そこに表わされたモチーフ、レースの用途、ゆかりの人物など、単なる技法の説明にとどまらない網羅的な構成で紹介する。


また本展に先立ち、5月13日まで開催された横浜展では、アンティーク・レースの大ファンである女優の安田成美が来館、「ため息しか出ませんでした」と感想を述べた。

中近世ヨーロッパの華やかなイメージを、本展で感じてみては。


【展覧会情報】
会期:5月18日~6月3日 ※会期中無休
会場:美術館「えき」KYOTO
住所:京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹7階隣接
時間:10:00~20:00(入館は閉館30分前まで)
料金:一般800円(600円)、高・大学生600円(400円)、小・中学生400円(200円)
※()内は「障がい者手帳」を提示の本人と同伴者1名の料金
編集部
ページトップへ