北極圏最北の街をとらえた石川直樹の写真集。リニューアルしたNADiff a/p/a/r/tで展覧会も【NADiffオススメBOOK】

2017.12.07
木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、写真家・石川直樹の『Svalbard』。12月1日にリニューアルオープンしたばかりの東京・恵比寿の本店・ナディッフ アパート(東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff a/p/a/r/t 1階)によるご紹介です。



■『Svalbard』石川直樹

ぼくの知らないところでシロクマがアザラシに食らいついている。と同時に、誰かがぼくの携帯電話を鳴らし、そこでは昼夜を問わず忙しく働いている人がいる。そういう世界に生きていることを、ぼくは極北の島の上であらためて知る。(『Svalbard』より抜粋)

世界中で旅と冒険を重ねながら、写真を撮り、言葉を紡いできた写真家・石川直樹。写真集『Svalbard』には、グリーンランドの北東、スカンジナビア半島のはるか北に位置する、スヴァルバールという群島を巡り、撮影した写真が収められている。

石川直樹は、厳しい寒さが残る2007年4月にはじめてスヴァルバールを訪れ、10年後の2017年には、6月から7月の夏の時期に2度目の撮影を行った。最低気温-30℃以下にまで冷え込む土地に人々が暮らす街があり、その極北の街を一歩出れば、野生動物たちが暮らす荒野と海が広がる。雪を被った岩山の谷間に建つ赤や緑の家々、海や空の青、荒野の土や草の色といった、極北の土地にある冬と夏の色や空気感が印象的な写真集となっている。

なお、NADiff a/p/a/r/tでは、12月1日から石川直樹の個展を開催。石川直樹が旅したスヴァルバールの土地についての記録と記憶についての覚書を、写真、そして旅の道具などとあわせて展覧する。会期中には、石川直樹が愛用する品々を、オークション形式でたたき売りするイベント「石川直樹の道具・蚤の市」も行われる。


【書籍情報】
『Svalbard』
写真:石川直樹
発行:SUPER LABO
上製本一部布装/120ページ/223×290mm
図版:97点(カラー)
価格:通常版 税込8,424円、特別版 税込4万3,200円

【展覧会情報】
石川直樹「Svalbard」
会期:12月1日~ 2018年1月8日
会場:NADiff a/p/a/r/t
住所: 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
時間:12:00~18:00
休館日:月曜(祝日の場合は翌火曜)、12月29日~ 2018年1月4日は年末年始休業
観覧料:無料
NADiffオフィシャルサイト石川直樹「Svalbard」展ページ



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