パリの美容事情に新風! 盛り上がる日本独自の美容文化、「ビジョ」ポップアップ開催中

2017.11.18

服が売れない時代と言われて久しい昨今、モード発信地パリではビューティ界が盛り上がりを見せている。大規模なリニューアルでビューティスペースを拡大した老舗百貨店プランタン(PRINTEMPS)では、世界中から厳選した商品が並ぶ#BEAUTYSTA(ビューティスタ)のコーナーに「まかないこすめ」が常設で取り扱いが始まった。左岸の高級百貨店ボン・マルシェ(Le Bon Marché)ではトータルビューティーサロンの「ウカ(uka)」や沖縄の天然素材の生命力で作られるオーガニックコスメ「琉白(RUHAKU)」も並ぶ。昨年ご紹介したオー・マイ・クリーム(Oh My Cream!)はこの1年で新たに6店舗をオープンさせるなど好調で、パリジェンヌの美容への関心はますます高まっている様子。

フランスで日本の美容文化を発信し、ブームを後押ししているのが日仏間でコスメティックブランドのビジネスデベロップメントを手がける仏法人コンサルティング会社デシーニュ(Dessigns)代表の須山佳子氏。彼女がオーガナイザーを務めるプロジェクト「ビジョ(Bijo;)」のポップアップが、11月14日から25日までパリの日仏文化会館内にある「The Japan Store ISETAN MITSUKOSHI Paris」にて開催中だ。ビジョはBeauté Inovatrice Japonaise Originale(日本独特の革新的な美しさ)の頭文字から成る言葉で、昨年の11月、今年の4月に続き3回目のポップアップ開催となる。今回は新たに、数日前にコレット(Colette)で先行発売された新フレグランスブランド「トバリ(TOBALI)」や刷毛職人が創った洗顔ブラシ「アルティ(ALTY)」なども加わり全15ブランドを展開する。プロジェクトの発起は、日本・韓国・中国の美容文化を“アジアビューティ”とひと括りにまとめられ、各国の特徴が理解されていないと感じた経験からだったという。過去2回のポップアップは大好評で売り上げも上々。「日本の職人が手がける繊細な技術、文化から生まれた独自のアイディアや素材など、日本女性の美の秘訣を解き明かし、嬉しい反響をたくさん頂いた」と手応えを感じているようだ。フランスのメディアにも多く取り上げられ、次なるステップにも期待がかかる。


アルティ(ALTY)


初日のプレス会に訪れたフランス人ジャーナリストの多くは、アルティの泡立ちに興味津々な眼差しを向けていた。洗顔はミルクやオイルなどが主流で、“泡で洗う”という概念がないフランス人にとっては驚きと感動だったはず。さらに、香水文化が根強いフランスでは香りに敏感だが「日本の自然の解釈から生まれたトバリの香り、とても好き」と笑顔で教えてくれた。最後に、須山氏に今後の動向について訊いた。「過去のポップアップでは嬉しい反響と同時に『やっぱり面倒だから続けられない』というフィードバックも受け取りました。日本とフランスの接点を持たせてどのように展開すればいいのかを学び、今後は美をテーマにしたライフスタイルショップのオープンを検討中です。ただ外見を磨くだけではなく、自分のために時間を費やし内側から美しくなるという、日本の美容文化の真髄を伝えていきたい」。未知なる美容ケアを取り入れて、ますます“Bijo”になるパリジェンヌたち。フランスのビューティ事情に、引き続き注目していきたい。



【ポップアップ情報】
Bijo;
期間:2017年11月14日〜25日
時間:火〜土 12:00〜20:00
場所:パリ・三越伊勢丹ジャパンストア(日仏文化会館内)
101 bis Quai Branly 75015 Paris

【参加ブランド】
・COLORS JAPONICA カラーズヤポニカ
・Eau de Ki オー・ド・キ
・Juttoku. ジュットク
・KOBAKO コバコ
・makanai まかないこすめ
・PLUIE プリュイ
・RUHAKU 琉白
・SHAQUDA シャクダ
・Slim Cera スリムセラ
・SUWADA スワダ
・uka ウカ
・ALTY アルティ
・Compagnie Royale des Indes Orientales
・SHISEIDO 資生堂
・TOBALI トバリ


ELIE INOUE
  • ALTY アルティ
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