西洋から見た中国、中国から見た西洋、ミントデザインズ流オリエンタリズム【2018春夏ウィメンズ】

2017.10.30

ミントデザインズmintdesigns)の2018年春夏コレクションが、表参道の直営店で公開フォトシューティングの形で発表された。

今シーズンのテーマは「32上海」。イタリアの宣教師による写真集『Lost China/The Photograph of Leon Nani』(1930-1914)からインスパイアされた西洋の視点から見た中国、中国の視点から見た西洋、キリスト教文化がベースとなっている。

さまざまなアイテムに使用されるアジアンノットに代表されるチャイナモチーフや、サイドスリットなどチャイナドレスのディテールをコレクション全体に散りばめながら、柄とカラーでコレクションのストーリーが構成。

ヨーロッパの宣教師が伝えたとされるスワトー(汕頭)刺繍の複雑な柄をモチーフにした立体プリント、レイヤードから覗くお馴染みのドールモチーフ。ストライプ、ボーダー、プリーツが絵柄と交錯し、このメゾンのコンセプトである“ハッピーミステイク”が、時代の混沌のなかでミステイクでなくなりつつあることを実感する。そのアイコンはFASHION WASTE COLLECTIONとプリントされたガーベッジバッグでメッセージとして顔を出す。

白のスペンサー丈のブラウスジャケットパンツスーツ、オレンジのオーバーサイズのシャツなどシンプルな無地のアイテムがコレクションに奥行きを持たせ。リネンレース、シアーとレイヤードを違えながら、混沌をシンプルにスタイリングするテクニックはデビューして15年というメゾンの時間を教えられる。

Text: Tatsuya Noda
野田達哉
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