けん玉の赤い玉はまるで真っ赤なりんごのよう。アーティスト鈴木康広の絵本【NADiffオススメBOOK】

開催日:2017.10.19-11.26
2017.10.26
木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiffナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、アーティスト鈴木康広新作絵本『りんごとけんだま』。東京恵比寿店・ナディッフ アパート(東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff a/p/a/r/t 1階)によるご紹介です。



■『りんごとけんだま』鈴木康広


『ぼくのにゃんた』に続く、待望の新作絵本『りんごとけんだま』。

本書は、見慣れたものを新鮮な感覚でとらえ直し、数多くの作品を制作してきたアーティスト・鈴木康広の代表作「りんごのけん玉」の作品世界が描かれている。

けん玉の赤い玉は、まるで真っ赤なりんごのよう。そんな自由な発想で、物を本来の役割や意味から切り離し、別の物として見る「見立て」の面白さが感じられる絵本だ。物語はニュートンの万有引力の発見にまで及び、本当にけん玉の玉は元々りんごだったのでは? と思ってしまうほど。鈴木康広のやわらかな線で描かれたイラストは、子どもだけではなく、大人たちの心も掴んで離さない。

絵本を読みきかせたあとは、「これは何に似ているね。」と会話が広がり、子どもと一緒に身近なものから新しい発見ができそうだ。

なお、『りんごとけんだま』の刊行を記念し、NADiff a/p/a/r/tでは、新刊絵本『りんごとけんだま』(ブロンズ新社)、オリジナルプロダクト「りんごのけん玉」(more trees)、アートブック「木漏れ日のノート」(福永紙工)の店内展示を行うとともに、鈴木康広のトークイベントも開催。また、NADiff系列全店舗のTwitterやInstagramでは、お店のスタッフが「見立て」の投稿を行う。関連商品をお買い上げの際には、投稿をいいねやリツイートすると特製バッジをプレゼントしているので、絵本とあわせて当フェアもチェックしていただきたい。


【書籍情報】
『りんごとけんだま』
著者:鈴木康広
出版社:ブロンズ新社
言語:日本語
32ページ/263×212mm
発刊:2017年10月
価格:1,400円

【イベント情報】
フェア
何に似ている?-鈴木康広「見立て」の世界
会期:2017年10月19日〜11月26日
会場:ナディッフ アパート(NADiff a/p/a/r/t)
住所:東京都渋谷区恵比寿1-18-4
時間:12:00〜20:00
月曜日定休(月曜日が祝日の場合は翌日)
FAIR&TALK 何に似ている?-鈴木康広「見立て」の世界

トークイベント
新刊絵本『りんごとけんだま』刊行記念「ロンドン→箱根・よもやま話」
会期:11月24日
会場:ナディッフ アパート(NADiff a/p/a/r/t)
時間:19:30~21:00(開場19:00)
料金:1,000円
NADiff
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