『シェルブールの雨傘』が蘇る!?フレンチポップなミュージカル映画『ジュリーと恋と靴工場』が今秋公開

2017.08.22

ジャック・ドゥミ監督の名作『シェルブールの雨』『ロシュフォールの恋人たち』を想起させるフレンチミュージカル映画『ジュリーと恋と工場』が、9月23日から新宿ピカデリーやシネスイッチ銀座他で公開される。

田舎町に住むジュリーは、職なし、金なし、彼氏なしの25歳。そんな彼女はようやく高級靴メーカーの工場への就職を勝ち取ったが、そこは近代化の煽りを受けて、閉鎖の危機に直面していた。ジュリーと靴職人の女たちは“戦う女”と名付けられた赤い靴を武に立ち向かっていく――。女性が自立していく姿を描いた物語だ。ジャック・ドゥミ監督による名作『シェルブールの雨傘』や『ロシュフォールの恋人たち』を彷彿させる、カラフル&ポップ、小粋なミュージカル映画となっている。

『ジュリーと恋と靴工場』の監督を務めたポール・カロリとコスティア・テスチュは、2017年のパームスプリングス国際映画祭で新人監督賞にノミネートされた話題の新鋭コンビで、彼らにとって今回が長編デビュー作に当たる。また、くるくると表情を変える、キュートな丸い瞳が魅力的なポーリ―ヌ・エチエンヌが、主人公のジュリーを好演した。

作品の舞台であるフランスのロマン市は、実際に高級靴の生産地として有名な地域。劇中では現地で作られた靴や靴箱を使用するなど、細部にもこだわっている。さらに、色や配置が計算しつくされた靴と洋服、そして物のダンサーを起用したフランスらしいコケティッシュな踊りと歌に、いつの間にか魅了されてしまうだろう。
動画引用元: (配給会社ロングライドオフィシャルYouTube: https://youtu.be/EPl40u1jfgw)
HEW
  • 9月23日より、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国公開
  • 9月23日より、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国公開
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