見る者が絶対にだまされてしまう、完全に周囲と一体化したボディペイントアート

2017.08.25

目の前に実物の動物や果実があるかのように見える、リアルな絵画たち。これらはイタリア出身のアーティスト、ヨハネス・ストッター(Johannes Stoetter)が手がけた作品たちだ。彼の名を一躍有名にしたのが、絵を普通のキャンバスに描かずに人間の肌に描く独自のスタイル。モデルにボディペインティングを施し、かつそれが人間であることを分からせないようにするというユニークな手法だ。
動画引用元: (Johannes StoetterオフィシャルYouTube: https://youtu.be/A_zK3IpfSxE)

1人または複数人のモデルに計算しておいたポージングをさせ、テーマである動物や果実の特徴を完璧に肌へ描き込んでいく作業には、途方もない労力と時間が費やされる。一つの作品を完成させるためには数週間の準備と計画を要し、実際のペインティングの制作には8時間以上かけて行うという。

元々ヨハネスは普通の絵画を描いていたアーティストだったが、何の前触れやきっかけもなくボディペインティングを思いつき、傾倒していったという。瞬く間に数々の賞を獲得し、主要テレビ局で取り上げられるなど世界中が彼に注目し始めた。代表作として知られるのが、5人のモデルを起用し作り上げたカエルの作品。カエルの細かなディテールをモデルたちの肌に描き込み、巧みにポーズを取らせカエルの手足を表現した。

ヨハネスの作品は自然をテーマにしたものが多い。彼はイタリア側のアルプス山脈で生まれ育ったため、幼少期から自然を親しみ、また特別なものと認識していた。ボディペインティングのシリーズには、見る者に自然に対する理解を深めてもらいたいという願いと、あらゆる物事の見えたままの姿は来の姿ではないこともあるというメッセージが込められているそうだ。

このシリーズは写真だけでも十分に作品の魅力を味わうことができるが、是非ビデオで、何人のモデルがどんなポーズをしてその作品を作り上げているのかを見ることをおすすめする。

※本記事は (引用元: http://www.johannesstoetterart.com/wb-production.com) に許可を得て、翻訳・執筆を行っております。
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